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墓所リフォーム・新規霊標工事@:来迎寺
2021/04/16


今回からもまた施工事例をひとつご報告してまいります。
大雑把に言うと墓所リフォーム工事となるわけですが、リフォームも千差万別、多々あることはこれまでも折に触れて申し上げてまいりました。
さて、今回舞台となる墓地は、東九条町に位置する来迎寺さんというお寺の墓地です。
弊社からは車で15分程度になりますが、お世話になる機会の多い墓地のひとつですね。
しばしば仕事で入らせていただきます。
で、今回のリフォーム内容ですが、まずは現場をご覧いただくのがよいでしょう。
写真一枚目のような墓所です。
立派な石塔が立っています。
写真で見ていただくだけでも、非常に押し出しのある大きな石塔だというのが感じていただけるかと思います。
サイズとしましては、1尺1寸角です。
「○○家」と書かれた竿石の正面および奥行がそれぞれ1尺1寸、という意味です。
一般的な和型というと、8寸角か9寸角が主流で、尺角というと相当大きいという印象になりますから、それをさらに上回る1尺1寸というサイズは巨大というほかありません。
風格のある石塔です。
で、リフォームの中身なのですが、実はこの墓所、縦長で奥行きが広く、石塔の裏に古い竿石類が数多く並んでいます。
そこでもう一枚写真をご覧いただきます。
このように古い石塔がお祀りされているわけです。
このように墓所の全景をご確認いただいて、ようやく仕事の内容紹介に入ることができるのですが、まず墓所内の整理ということで、メインの石塔の背後にある古墓をすべて解体、撤去いたします。
そうなると区画の後ろ半分に広いスペースができることになりますが、大きな石塔をそちらにセットバックします。
わずかの距離ではありますが、石塔の解体移設ということですね。
幸い、正面向かって右隣りは小さな空き地になっていて、作業スペースとしては恵まれているとはいえ、1尺1寸角の石塔の組み直しです。
作業全体の中でも、このパートに最も苦労するだろうことは予想に難くないところです。
それから最後に、石塔をセットバックしてできた前方のスペースに、新しい霊標を設置いたします。
新規霊標を伴う墓所リフォーム工事、ということになりましょうか。
ありがたいことです。
解体撤去する古墓には、大きいものはほとんどありませんし、参道の限られた墓地の奥まった区画とはいえ、霊標を据え付けるのもそれほど難儀ということはなさそうなのですが、やはりメインの石塔をどう動かすかというところがクライマックスになりそうです。
そこで早速作業の報告に移っていきたいところですが、現場紹介だけでやや長くなってしまいました。
ここいらで稿を改め、実作業につきましては次回以降、またご紹介してまいりたいと思います。
