1.共同墓地や寺院墓地、霊園の墓石は、物言わぬ地域社会である。 「お墓」は「ああしろ!こうして欲しい!」とは言わないので、正しい祀り方の理に適って建てるのが肝心である。
2.各家々の墓所は、宗教的儀礼や自然信仰を行う斎場で、佛菩薩をまつる浄土である。
したがってお墓作りは「浄土作り」である。このことは、ニュー・デザイン墓を作る場合も同じです。
3.佛塔や墓石には、家族や親族が写経して納めるのが良い。
4.墓壇(巻石)は、聖域と俗界を区別するために必ず設けるのが良い。
5.墓域には入口を造るのが良い。人間の入口ではない、聖なるものの入口として考えましょう。
6.親の墓は子が建てるのが原則である。先祖祀りは、親を通して先祖を祀るのが基本だからです。実際の費用の負担とは別に考えましょう。
7.妻の実家が絶家の場合は、佛塔に合祀をして夫が継承するのが良い。
8.納骨室はあまり大きいものは造らない。遺骨は土に帰すのが良い。
9.遺骨がなくても先祖祀りの為に、供養塔を建てるのが良い。
10.いつもみずみずしく清らかなお墓が良い。お花は仏様のお食事です。