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新しいお墓を建てるA:西大寺共同墓地
2021/03/30



この前からご報告している、新規建墓工事の続きです。
新しいお墓を建てさせていただきます。
ありがたいことです。
場所は弊社から車で五分、西大寺の青野町にあります、西大寺共同墓地です。
弊社がお世話になることの多い地元の墓地のひとつで、地名から青野墓とも通称されます。
実は現在の行政区分からすると、墓地の敷地の大部分は青野町から外れるようなのですが、何しろ昔から言い慣わされている名称ですので、青野墓と呼ばせていただくのがしっくりきます。
さて、前の記事では現場をご案内し、標木の話などをしてから、いよいよ作業に入るというところで止まっておりました。
今回は実際の工事に入りましょう。
標木の手前に埋められたお骨の壺を取り出し、標木を撤去しましたら、まずは建墓の準備として基礎作業に取り掛かります。
納骨室を施工するための仕事ですが、これは当ブログにていつもご案内している通りの流れになります。
まずは納骨室を入れる部分に穴を掘ります。
穴を掘りましたら、納骨室および石塔を地下で支える杭を打ち込みます。
その次にクラッシャー(砕石)を敷き、メッシュ筋を組みます。
写真一枚目がそのあたりの模様です。
この上に、今度は大谷石の納骨室をセメントで据えることになります。
大谷石というのは、栃木県で採掘される有名な石で、加工しやすく使い勝手がいいため、建築材としても広く使われています。
住宅の塀や門柱など、大谷石で組まれているのを見かけることも少なくありません。
非常にポピュラーな素材です。
また、熱に強く耐火性に優れるため、焼却炉などに使われることも多かったと聞きます。
近年ではその特性を生かして、ピザ窯などに利用されることが増えているそうです。
このように多様な用途に使われる大谷石を使いまして、納骨室を作るわけです。
写真二枚目です。
大谷石を組んだ中央には、新しいきれいな砂が敷かれています。
ここにお骨を安置することになります。
完成したときに拝まれるのは石塔部分ですが、お骨を納めるのはこちらのスペースですので、ある意味お墓の核心部ともいうべきところですね。
このままの状態では、既存の巻石よりも納骨室の方が飛び出していることになりますので、四方には高さをプラスするため新しい巻石を巻きます。
セメントと砂を練ったバサというもので巻石を据え付け、これまたいつものように四隅にはステンレスの補強金具を入れたところが写真三枚目です。
非常にきれいに出来上がってきました。
残すはいよいよ石塔の本体作業、というところなのですが、今回も少し長くなってまいりました。
ここいらで稿を改め、次回の記事にて完成までご報告したいと思います。
