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お墓のリフォーム工事・新規建墓工事E完成:来迎寺
2021/02/27



ここしばらくお伝えしてきました工事ですが、今回でいよいよ完成までご報告します。
東九条町の来迎寺さんというお寺の境内墓地で、新規建墓を伴うリフォーム工事をさせていただいております。
ありがたいことです。
新しいお墓と霊標を建てるのがメインではあるのですが、古い石塔の撤去や、巻石の解体据え直しなど、いろいろと内容のある現場です。
そんな盛りだくさんの工事も、前回までご報告したところで、納骨室と芝台まで完了し、残すところは石塔本体と霊標、仕上げ作業ばかりという段階まで進んでおりました。
では早速続きの作業をご覧いただきましょう。
まずは芝台の上に石塔の下台を据え付けます。
写真一枚目は、今まさに下台を降ろそうというところですね。
芝台に置かれたL字型の白いものは、ボードに書かれている通り免震パッドです。
近年はお墓の地震対策も、欠かせない施工工程のひとつになってきつつあります。
奈良は全国的に見ると、相対的に地震が少ない地域だという印象はありますが、南海トラフ地震はいつ来てもおかしくないでしょうし、用心はいつだって必要ですね。
ちなみにL字型をしているのは、内側に納骨スペースがあるからで、芝台用以外の免震パッドは普通の四角形をしています。
上台と竿石の間に使うものなんかは、ノーマルの免震パッドです。
竿石というのは、「○○家之墓」や「南無阿弥陀仏」などと彫られる、お墓の一番上の石ですね。
「仏石」などとも呼ばれます。
また、霊標の用意もあわせて進めていきます。
写真二枚目は霊標台です。
このステンレスの芯棒が飛び出している光景も、当ブログをご覧の方々にはかなりお馴染みになってきたんじゃないでしょうか。
弊社ではこれを「転倒防止施工」と呼んでおりまして、霊標の本体にも位置を合わせて穴が開けられており、この芯棒を通せるようになっています。
簡単に霊標がこけることのないように、という工夫です。
これも昨今ではかなり普及しているのではないでしょうか。
さらに芝台の手前スペースに拝石を据えましたら、これもお馴染み、草の生えにくい土の施工に取り掛かります。
お墓の雑草対策というのは、どなたも頭を悩ませておられるんじゃないかと思われますが、草の生えにくい土を施工しておきますと、日々のお手入れが相当楽になります。
お墓参りも含めて、なかなか外出がしにくいコロナ禍の状況で、雑草対策はますます注目されるだろうと想像されます。
最後に玉砂利を敷きます。
写真三枚目、きれいな9寸角の和型石塔が姿をあらわしました。
芝台付きの石塔はやはりシルエットがいいですね。
新しい霊標も印象的です。
このようなお墓を作らせていただけるのは、本当に嬉しいことです。
これにて来迎寺さんの境内墓地でのリフォーム工事、および新規建墓工事、完成です。
