浜松で日本歴代最高タイ記録を計測したりした猛暑は、なかなか緩む兆しを見せませんね。

朝夕なんかはほんの少しだけ過ごしやすくなったような気もいたしますが、日中はまだまだ暑い日が続きます。

単に暑いだけでなく、湿度も含めまして、正真正銘命にかかわる猛暑です。

こんな暑さが例年になるようですと、お盆のお墓参り習慣なんかも、それ自体の存続が危ぶまれると思ったりします。

実際、お年寄りなんかにお墓参りをしていただくのは、止めた方がいいんではないかという夏場の環境になりつつあります。

そんな時こそ、というわけでもないのですが、是非ご利用いただきたいのがお墓参り代行というサービスです。

弊社が運営している高畑町の「お墓のサポートセンター」でも、お墓参り代行の仕事を何件か請け負いまして、行かせていただきました。

今回はそのうちのひとつをご報告いたします。

場所は奈良市の火葬場に隣接する、奈良市営東山墓地です。

白毫寺町に位置することから、白毫寺の墓地と呼ばれたりもしますが、寺墓地ではなく市営の墓地です。

お墓参り代行に伺う墓所は写真一枚目のようなところです。

朝早く、このお墓を探しに墓地を歩いておりますと、イノシシに出会いました。

といっても遠目から見かけただけですが、野生生物というのは実地で見るとやはり迫力がありますね。

幸い攻撃されるようなことはなく、音を立てていると、こちらを恐れて去っていってくれましたが、ちょっとドキドキしてました。。

この墓地は奈良公園のはずれと言ってもいい場所でして、鹿も出ますし、それだけにお墓が荒らされたりすることが多いんですよね。

しかも今回の墓所、茂っているのはただの雑草ではなくクマザサです。

ただの雑草でも十分に厄介なのですが、クマザサというやつは堅い上に、ツルのような根っこを地中に張り巡らしていて、手強いんですよ。

お墓参り代行というと、もちろんお花と線香を上げ、石塔の拭き掃除などして帰ってくるというケースが標準なのですが、いわゆる「ついで仕事」として草引きなんかを追加で請け負うこともあります。

今回もやはり、クマザサを抜いておいてもらいたいということで、お墓参りの前に悪戦苦闘してまいりました。

で、なんとか雑草を処理しますと、今度は石塔をきれいに掃除し、準備してきたお花と線香を手向けまして、これにてようやくお墓参り代行完了という運びになります。

写真二枚目をご覧ください。

線香の煙がたなびいているのが雰囲気ありますね。

個人的に線香はとても好きです。

クマザサを処理して、足元も随分スッキリしました。

墓じまいが何かとクローズアップされますが、気候変動を考えるとお墓参り代行というのも、ますます注目されていく仕事になるのではないかと感じます。

これにて、奈良市営東山墓地でのお墓参り代行、完了です。