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お墓のリフォーム工事のメニューB
2020/05/21



このところ、お墓のリフォーム工事のメニューについて記事を続けています。
お墓のリフォームと言ってもいろいろあるわけで、主にどういったことができるか、というご紹介ですね。
前2回の記事では、石塔の傾き直しや巻石の補修、あるいは雑草対策といった工事について、ご説明してまいりました。
今回は、以前の記事で尽くせなかった分を、さらにご紹介します。
・花立リフォーム
これまたご依頼いただく件数の多い、お墓関係のリフォーム工事の定番と呼べるものです。
古い石塔の花立ですと、上に向かって開いたラッパ型になっているものがよくあります。
台の石に金具が取り付けられて、花筒はネジ式で取り外しが利くようになっているものが多いです。
ところがこのタイプ、経年劣化でラッパ型のどこかに穴が開いて、水が漏れるようになり、花のもちが悪くなったり、ネジが利かなくなってきちんと固定できなくなったり、ということをしばしばお聞きします。
そういった際に、花立のリフォームをなさいませんか、ということになるわけです。
やり方としては、土台の石に取り付けられた金具を外し、その石に径2寸くらいの穴を新しく開けて、ステンレスの花筒をすとんと落とし込めるようにする、というのが主流です。
ステンレスの花筒は軽くて取り回しがしやすく、古い水を捨てるのも楽ですし、それ自体の掃除もお手軽です。
新しく石塔を建てる時は、花立はまずこの方式になります。
お墓の花立に不便を感じておられるなら、是非ご検討ください。
・文字、彫刻の色入れ直し
石塔の正面文字「○○家之墓」とか「南無阿弥陀仏」などは、文字のサイズが大きく判読しやすいので、最近は色を入れないことがほとんどです。
他方、お墓の裏面に刻まれる建立者名、石塔側面や霊標のご戒名(法名)の文字、水鉢の家紋などは、大抵の場合、ご希望に応じて色を入れています。
法要を行なうお寺さんが読みやすいように、という意味もあります。
で、この色も年月に従って落ちていきます。
お墓は一家の歴史の証し、と考えるならば、そういった経年変化もまたひとつの歴史と捉える考え方もありえます。
一方、それはやはり見た目にきれいでない、と感じられる方もおられます。
そういった場合は、新たに色を入れ直すことも可能です。
これもまた、小さな作業のようでいて、色落ちしていた部分を全部きれいに入れ直せば、印象は大きく変わります。
彫刻部分の色落ちが気になる方は、ご相談ください。
・その他
たとえば花立の接着が外れてグラグラするとか、墓所内の拝石がやはり固定が外れて不安定になっている、あるいは墓所にローソク立てを追加したいとか、区画が千差万別であるのに応じて、お客様が気になさるところもそれぞれに変わってくると思います。
ひと口に傾き直しといっても、お墓の仕事はレディメイドではなく、一件一件の実情に応じたオーダーメイドでどうすべきかをご提案いたします。
現場の確認とお墓の点検、御見積の提出は無料でいたします。
お墓で気になるところがございましたら、まずはどうかお気軽にご相談ください。
