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新しい和型石塔の工事A完成:歌姫墓地

2019/12/20



前回からお伝えしている、、新しい和型石塔を建てる工事の続きです。

歌姫墓地という非常にきれいな地名を冠した墓地での作業です。

奈良の史跡・平城宮跡から少し北に上ったところに位置する、地域の共同墓地です。

弊社からは車で15〜20分といったところでしょうか。

3尺×4尺くらいの大きさの巻石が既に設置されている区画に、芝台付の和型石塔を建てさせていただきます。

前の記事では、巻石の内側いっぱいに納骨室を据えた、というところまでご報告しました。

この段階での現場区画は、前回の記事をご参照ください。

 

区画手前スペースを除いて、ほぼ納骨室で埋まったという感じです。

この上に石塔を建てるわけですが、まずは芝台から組んでいきます。

昔からの石塔というのは、竿石・上台・下台の三段一式ですが、近年では石塔の見栄えや納骨スペースを大きくするために、その下にさらにもう一段置くことが増えています。

それが芝台で、通常は四つの石を組み合わせて使います。

この区画の場合、寸法の関係上、芝台が巻石に少しかかるような形で据えられることになります。

くだくだしく申し上げるより、実際にご覧いただいた方が早いでしょう

 

芝台を設置し終えたところが上の写真一枚目です。

四つの部材からできている、というのが見て取れるかと思います。

それぞれの石が簡単に離れないように、内側四隅にはステンレスの補強金具が取り付けられることになります。

写真はまだ金具は付いていませんが、金具をかけるために打ち込まれたステンレスのアンカーが飛び出しているのが見えますね。

ここに金具をあてがって、ナットで留めるわけです。

 

芝台が終わりましたら、次は石塔の下台から上台、と順に組んでいくことになります。

この辺りの作業も、当ブログではお馴染みかと思います。

いずれにせよ、最も難儀で神経を遣うのが下台を据える作業ですね。

なにしろ大きく思い一個ものの石ですから。

それに、ひょんなことでどこかに軽くでもぶつけて、角が欠けるようなことにでもなれば、それでもう使えなくなってしまうわけですから、石というのは無骨なようでいてデリケートなものです。

 

写真二枚目は上台の天端に当たる部分です。

この上に竿石が来ることになります。

地震に備えたパッドが入れられているのも、いつもと同様です。

これもすっかりお馴染みの光景になりましたね。

赤鉛筆で矢印が書かれているのは、こちらが正面だという印です。

大体仕入れた段階で、石のどの面が最もきれいで正面に向けるのにふさわしいか、既に加工業者さんが印を付けてくれていることが多いです。

 

無事に竿石を置きますと、今回は巻石に乗るサイズの芝台ですので、草の生えにくい土などを施工するスペースはありません。

花立などの設置が済めば、作業完了となります。

写真三枚目です。

 

芝台付のきれいな和型石塔が姿を見せました。

シルエットがなんとも美しいですね。

和型石塔というのは、オーソドックスでありふれているようにも思われますが、それだけに完成されたデザインなのだと実感します。

これにて歌姫墓地での新規和型の建墓工事、完成です。


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