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新しいお墓の工事A:西大寺奥之院墓地

2019/08/02



前回からご紹介している、西大寺奥之院墓地での新規建墓工事の続きです。

鎌倉時代の有名な五輪塔が置かれている、西大寺の体性院に隣接する墓地での作業なのですが、前の記事ではついついその五輪塔の紹介などに多く筆を費やしてしまい、お墓については現場のご案内をしたところで終わってしまっていました。

今回からは工事のご報告に入りますが、まずは現場のおさらいです。

写真一枚目の場所です。

 

間口1.5m×奥行1.7mほどの区画になります。

こちらに芝台付の8寸角和型石塔を建てさせていただくことになります。

まずはクワ入れからです。

六曜などあまり気にする必要はない、というご意見もありましょうが、お墓のような伝統的な仕事の際は、どうしてもそういうところで縁起を担ぐということがあります。

大安の日を選んでクワ入れを行ないます。

写真二枚目です。


クワ入れというのは、要するにその土地の神様に対して、これから工事をさせていただきます、と挨拶し、お断りを入れることです。

今でこそ迷信と呼ばれるようなことでしょうが、昔は土の神様である土公神というのが大いに畏れられ、土を触るような作業をする人は非常に気を遣ったといいます。

ウナギを食べる丑の日で有名な「土用」というのも、この土公神の力が強まり、土の気が活性化するというので、この期間中の土仕事は避けられたんだそうです。

現在でも、農業に携わる方なんかは、土用を気になさったりすることが多いようです。

ですのでわたしたちも、お墓の作業に取り掛かる前は、簡便ながらクワ入れという儀式を行なうわけです。

上の写真のように、四隅を掘り返し、塩をまいてお線香を供える、というのが基本です。

これは地域によってかなり差があったりするかもしれません。

 

ともあれ、クワ入れを済ませたなら、いよいよ作業に入っていきます。

今回、巻石は傾きや緩みなどなく、非常にきれいないい状態でしたので、巻石リフォームなどは伴いません。

さっそく石塔を建てる準備に取り掛かります。

というわけで、まずは納骨室を組むための土掘りからです。

早速、クワ入れをした意味がある、という作業からというわけですね。

その先は、納骨室の仕事につきましては、当ブログにてお馴染みの手順となります。

掘り方を行なったところに、基礎下を支える杭を打ち込み、その上にクラッシャーとメッシュ筋を施工し、セメントで御影石の石棺を据えていきます。

写真三枚目です。 


今回特筆すべきは、地盤がかなり固く、杭を打ち込むのに苦労したというところですね。

ランマーという機械を使用して打っていくのですが、最後の数センチというところがかなり手強かったです。

地盤があまりよくない区画ですと、お墓を建てるにあたって、一緒に巻石の補修もしなければならないというケースが結構多いのですが、こちらの巻石がほとんど緩んでいない理由がわかったような気がしました。

さて、納骨室まで据えまして、次はいよいよ建墓の本体作業にかかっていくことができます。

ここで稿を改め、そちらの模様につきましては次の記事でご報告いたします。


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