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新しいお墓を建てるC完成:五条西山共同墓地
2019/05/13



このところお伝えしている工事の続きです。
弊社近くの五条西山共同墓地で、巻石を解体組み直しした上、新しいお墓を建てさせていただくという工事になります。
巻石リフォームおよび新規建墓、という感じですかね。
ありがたいお話です。
どんなことであれ仕事は尊いものですが、新しいお墓を建てられるということになると、やはりこちらの気分も浮き立つものがあります。
前回の記事では、納骨室と芝台を組み、拝石を据え、先に草の生えにくい土と玉砂利の施工も行なった、というところまでお伝えしました。
今回はいよいよ墓石本体を組み、完成までご報告できるかと思います。
現に組み上がっている芝台の上に、新しい8寸角の和型石塔が立つことになるわけですね。
ただひとつ問題がありまして、五条西山共同墓地というのは弊社の近辺でも最大規模の共同墓地なのですが、古くからある墓地だけに参道など狭くなっている箇所もあり、こちらの区画前まで、通常の駐車スペースなどから石塔の下台をはじめとする各部材をえっちらおっちら運び入れようとするなら、大変な手間と労力になるのです。
多分、やってできないことはないと思います。
しかしわれわれ、必要な苦労は厭いませんが、別の手があるなら不要の難儀は避けたいと考えます。
そこでどうするかというと。
写真一枚目をご覧ください。
今回の区画は五条西山共同墓地の北側にあり、ここは周辺の住宅街に比べて高台になっているのですが、ご覧のように4tトラックを使えば、直接現場近辺まで石を運び上げることができます。
となれば和型の下台や上台など、大きな部材はいっぺんに上げてしまえばいいということです。
次に移動させる段取りも含めて、必要な石をサッとクレーンで降ろしますと、大きくて通行の邪魔になる4tトラックはすぐに引き上げ、あとは現場での作業に集中します。
といっても、いつも最も苦労する搬入で大幅に省エネ出来ましたので、あとは石を順番に組んでいくだけです。
写真二枚目、珍しくちょっと低いアングルからの写真です。
普段はどうしても立ったままの姿勢で撮影しがちなんですが、ちょっとアングルを変えると石塔の見え方も変わってくるなあ、と自分で感心したりします(笑)
この角度ですと、芝台や下台のボリューム感がどれくらいか、といったこともよりわかりやすいのではないでしょうか。
石塔中央に開いている穴は、もちろん納骨穴です。
下の納骨スペースに続いています。
普段は水鉢で隠されることになりますが、必要の際には水鉢を動かし、お骨を入れられるようになっています。
今回はもう玉砂利などの作業が済んでいますので、あとは本当に石塔を組んでいくだけですね。
最後に竿石を乗せ、水鉢を設置すれば完了となります。
写真三枚目をご覧ください。
春の訪れとともに完成した石塔です。
芝台付の8寸角という、非常にスマートできれいなものです。
完成の日はいい天気だったので、麗春の朝の陽光に照り映える、といったところですね。
あとは開眼法要を待つばかり。
お施主さんに喜んでいただければ何よりです。
五条西山共同墓地での巻石リフォームおよび新規建墓工事、これにて完成です。
