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職人さんのインド旅行記C

2019/02/05



少し前からお伝えしている、職人さんのインド旅行記の続きです。

弊社の現役の職人さんではなく、もう数年前に退職された方なんですが、旅行が趣味で以前からあちこちを回っていました。

昨年秋にはインドを旅してきたとのことで、その際の私とのラインでのやり取りを中心に、ご紹介させていただいているところです。

前回の記事では、この旅行のメイン目的地のひとつと言ってもいい、エローラ石窟群に行ってきた、というところをご紹介しました。

そんな職人さんのインド旅行も、そろそろ最終盤に入ります。

ご案内するのはハイデラバードです。

 

写真一枚目をご覧ください。 

パキスタンにも同じハイデラバードという大都市がありますが、こちらはインドのほぼ中央やや南に位置するやはり大都市です。

人口は700万人近いそうです。

写真にあるのは、16世紀から17世紀にかけて存続したゴールコンダ王国というイスラム王朝が作った「チャール・ミナール」と呼ばれる建造物で、これがいったい何だったのかについては、いろんな説が飛び交っているとのことです。

この街にはムスリムが多く、朝夕モスクからお祈りの声が大音量で聞こえてくるそうです。

 

さて、この街の観光地として有名なのが、写真二枚目のゴールコンダ城塞。

自然の高台にあって、岩盤を利用してうまく建てられているとのことです。

これは花崗岩でできた壁で取り巻かれているそうなのですが、そこはさすがに石を扱っていた職人だけあって、鋭く観察してくれます。

まず石積みの様子は写真三枚目のような感じです。

 

職人さんいわく、石割りの技術は日本と同じだそうです。

ただ、「日本の石組との違いは下の段から重ねる時はメチ〔目地〕を通す事は無いけど此処はかまってない感じ、角石も高い石垣は土圧で膨らみ、き裂が走っている所を見かけました」、ということになります。

 

写真で見ると、自然石を積んでいったという感じではなくて、なかなかきれいに石を加工しているのがわかりますね。

これまた職人さんいわく、ですが「大分整備されてる感じがあってどこまでがオリジナルかも不明。クスコにあるインカの石工の仕事は半端じゃなかったのでスペイン人が壊して作り変えたとこは誰でも分かったけど、ここは花崗岩でエローラは火山岩、他に砂岩の城、粘板岩の城と色々有った。大理石のタージマハルも、粘板岩の産地の城と町の家々が手が込んで細かいところまで作り込んでて綺麗だった」とのことです。

専門家の目があると、やはり関心を持つところも違うという感じで、話を聞いていても面白いですね。

 

ここが職人さんのインドの旅の最後、ということでした。

当ブログでのレポートではご紹介できませんでしたが、ヨガの聖地リシケシにはまた行ってみたいと言っていました。

アジャンタ、エローラの石窟遺跡はもう堪能したので十分、だそうです(笑)

やり取りをしていて、私としてはやはりインドどころか世界に冠たる石窟群は、ぜひ一度訪れてみたいと思ったものでした。

 

ここでまた記事を改め、最後はエローラ石窟についてもう一度写真を交えてまとめ直してみたいと思います。


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