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キリスト教会墓地の整備A

2018/11/16



前回、白毫寺町にある奈良基督教会の教会墓地の整備を請け負った、というお話をしました。

奈良市街中心から少し離れた山裾にあるため、イノシシやシカがしょっちゅう出入りし、結果墓荒らしになるという、獣害がひどいんですよね。

また、昔からある墓地ですので、土留めの緩んだところから土が流れたり、墓地を取り囲むアルミフェンスにも補修が必要な個所が複数見受けられるなど、いろいろな作業をすることになります。

今回はその具体的な部分をご紹介していきましょう。

主な仕事としては、

@動物によって荒らされたり、土が流れて穴が開いてしまっているところの穴埋め。

Aアルミフェンスが外れたり、支柱が傾いたりしている箇所の補修。

B延石やブロックの基礎まで見えて、土留めが弱くなっている箇所の補修。

C無縁墓のブロック巻石が外れているところの補修。

D折れた花立の補修とリフォーム。

補修の作業としてはおおむね以上となります。

順にご紹介してまいりましょう。

 

@土が流れて穴が開いているところですが、簡単に目詰をし、新しい土を入れました。

単純作業がほとんどではあるのですが、こちらの教会墓地は、白毫寺墓地の中でもかなり奥まった方にあり、資材の搬入に苦労します。

100メートルほど離れたところにしか、大量の土の入った袋など置くスペースがなく、そこから一輪車を使って小運搬を繰り返すことになります。

しかししんどいとはいえ、新しい土を入れたところは見違えるようにきれいですね。

仕上げに砂利をまきました。

 

Aフェンスの基礎部分で、完全に土が流れてしまっているところ、これは新しく土を入れたところでまた雨が降れば痩せてしまいますので、コンクリートブロックとセメントでフェンスの支柱の基礎ごと固めてしまいました。

写真二枚目がそれですが、施工してすぐですので、きれいに見えますね。

他にフェンスが傾いたり外れたりしている箇所が二箇所ほどありましたが、一旦引っこ抜き、こちらと同様に基礎をセメントで固めるという形で補修しました。

写真一枚目をご参照ください。

 

Bこれも写真二枚目の向かって右側になりますが、ここはかなり手間をかけました。

内側にメッシュ筋を張って基礎とし、その上にラス網というモルタル下地になる目の細かい金属網をかけ、鉄筋もつないだ上にセメントをかぶせています。

ただセメントを塗るよりもはるかに強力です。

 

C写真三枚目になります。墓地内の一角に設けられている、無縁墓所の巻石の補修です。

こちらの巻石、とりあえず慣習的に巻石と言っていますが、コンクリートブロックでできていまして、合わせ目が緩んだり外れたりしているところがありました。

それをきちんと巻き直し、きれいに仕上げたというところです。

 

Dこれは動物の仕業なのか、それとも石自体の劣化によるものなのかはっきりしませんが、丸い円柱型の花立が真っ二つになっていました。

とはいえ粉々になるようなことはなく、手で合わせてみるとピッタリいきましたので、接着剤で補修することができました。

中央の穴も新しく開けて、ステンレスの花筒を入れられるようにしました。

 

他に土入れをした箇所もありますし、こまごまとした墓地内の作業、さらには亡くなった方の御氏名の追加彫刻もさせていただきましたが、墓地全体の整備作業としては、ご紹介したのが主なところです。

基督教会の方々の共同墓地ですので、また気持ちよくお参りしていただければいいな、と思うところです。

キリスト教会墓地の整備工事、これにて完成です。

 


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