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雑草対策工事:押熊墓地

2018/05/30



いよいよ本格的な夏に向かおうかというこれからの季節、お墓で何が大変って、一番はやはり草引きでしょう。

お墓を屋内にでも持ち込まない限り、根本的な雑草対策など不可能じゃないかと思われます。

ところがきれいに維持されているお墓をたまに見かけます。

よほどこまめにお墓の掃除にいらしているんではないかと思われ、率直に頭が下がります。

普通のお墓でも、夏場は雑草との戦いが大変なのに、最近増えているお参りの絶えた墓、いわゆる無縁墓になるともう雑草の勢いはとどまるところを知らず、ひどいところではジャングルのようになってしまっているケースもあります。

さて、そんな墓地の雑草をどう防ぐかというお話が今回の眼目であります。

当ブログをたまにでも読んでくださっている方なら、草の生えにくい土、というものがしばしば登場するのをご存じでしょう。

先日もその施工がございましたので、ちょっとご紹介したいと思います。

現場は弊社から車で二十分ほどの、押熊町というところの共同墓地です。

最近、この押熊墓地での仕事をご報告することが重なりました。

不思議なもので、しばらく遠ざかっていた墓地でも、一度仕事が入ると立て続けに同じ墓地での作業を依頼されたり、ということがあるものなのです。

話を元に戻しまして、現場に参りましょう。

写真一枚目です。


随分と昔から立ってそうな、年季を経た石塔が並んでいます。

大きな石塔はありませんが、どれも歴史をまとっているという雰囲気がありますね。

こちらの墓所で雑草対策をさせていただきます。

写真は、草の生えにくい土を入れるために、元あった土の表面を削り、運び出したところです。

このとき、できる限り雑草の根を取り除く、太いものならしっかりと根切りしておくといったことが肝要です。

それが済みますと、草の生えにくい土を敷き詰め、区画内一律に広がるようによく均すと同時に、足で踏むなどして転圧をかけます。

次にこの上から十分な量の水をかけます。

そして水をかけたところを、コテなど使ってしっかり押し、締めていきます。

草の生えにくい土というのは、主成分は自然土由来ですが、樹脂などを含んでおり、地面に敷いて水で締めると、セメントのように固く緊密に固まって、水は通すが雑草の根っこははねのける、という風に仕上がります。

コテで押さえる際は、とりわけ周囲の巻石とのキワに当たる部分を、入念に締めておくことが大事です。

雑草というのは、いつもちょっとした隙間から根を伸ばしてきますからね。。

写真二枚目をご覧ください。

 

これで草の生えにくい土の基本施工は完了です。

正直、自然の力は偉大ですので、これでも雑草対策としては100%ではありません。

最後にこの上に玉砂利を敷きますが、砂利の層自体が保水力を持ち、放置しておけば多少の雑草が根を生やすことは避けられませんし、さらに放置期間が長引けば、草の生えにくい土の層にも雑草が侵食してくる可能性は考えられます。

ただ、雑草を拒む力が格段に上がっているのはまちがいないところで、お墓参りの期間が少々空いたところで、その間に砂利に根を伸ばした程度の草は簡単に引き抜けますし、手に負えないほどの太い草がすぐに繁茂するということはありません。

というわけで、草の生えにくい土というのは、雑草からの完全な保護を謳うものではなく、ご先祖様を大切にするという人間の営みをおおいに補助するもの、と理解していただけると幸いです。

最後に玉砂利を敷き詰めます。

写真三枚目です。 

 

きれいになりましたね。

お墓参りが気持ちよくできるよう、お手伝いができたのなら、本懐とするところです。

押熊町共同墓地での雑草対策工事、これにて完成です。


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