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墓地内U字溝の補修:五条西山共同墓地
2018/05/22



われわれはお墓を扱うのがメインの仕事ですので、当然のことながらあちこちの墓地を仕事場としております。
そうして各地の墓地に出入りしていますと、墓地の管理者さんとも親しくなります。
とりわけやはり地元近くの墓地が多いですが、個別のお墓に関することだけでなく、墓地の共益的な施設についての仕事を依頼されることもあります。
たとえば参道のコンクリ打ちの補修だとか、土留めのブロック塀を作るといったようなことですね。
墓地がきれいになると、第一に使っておられる方の利便になりますし、ここにお墓を建てようという方を増やすのにも、多少は寄与できるのでは、などと思ったりします。
というわけで、個々のお客さんではなく、墓地の管理者さんからお声がけいただく仕事というのも、大変大事なものです。
今回はそんな仕事のご紹介でして、まず現場はわれわれの地元の大きな共同墓地である、五条西山共同墓地です。
どんな仕事かと申し上げますと、まずは最初の写真をご覧ください。
墓所の入口近くにある排水溝なのですが、経年によるものでしょうか、U字溝やその周囲のコンクリがバキバキに割れ、グレーチングが安定せず浮いてしまっているような状態でした。
これでは不便で見栄えも悪いですし、場合によっては危険でもある、ということで、弊社にお話をいただいたということです。
現状を見る限り、セメントをちょっと塗り直して補修、というよりは、新しいU字溝を入れて本格的に直した方がよいだろうということで、職人に現場に行ってきてもらいました。
まずは使い物にならなくなったU字溝やコンクリの破片を撤去し、一旦溝をきれいにします。
雑草を取り払っただけでも、随分小ざっぱりしたような印象になります。
面白いものです。
などと悠長に言っている場合ではありませんね。
次にこの溝に新しいU字溝を設置するわけですが、このあたりは同じ土木工事同士、お墓の作業とも親戚みたいなものでして、同様の手順となります。
U字溝は石塔などと比べると小さく軽いものですので、それ自体の自重で沈んでくることなどそうそうないと思われますが、繰り返し体重をかけて踏まれるものではありますので、基礎にしっかり鉄筋を組んでおきます。
写真二枚目がその模様です。
あとは新品のU字溝をセメントで固定し、周辺の割れた部分も塗り直して補修しておきます。
最後に元通りグレーチングをかぶせれば作業完了ですね。
最後の写真をご覧ください。
きれいに仕上がりました。
お墓の入口は多くの人の目に触れる場所でもありますし、気持ちよく使いやすくなったと思っていただけるなら何よりですね。
われわれとしても、墓地の美化保全に携われるというのは、大事なことです。
五条西山共同墓地でのU字溝補修工事、これにて完成です。
