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2023-10-20
今回ご紹介するのは、うまい表現が見当たらないのでとりあえず「施設看板」としておきましたが、そのリフォーム工事です。
ただ、「看板」と表現するのもどこか違うような気がしまして、ともあれ施設の名称を表示してある碑のようなものです。
ややこしいことをあれこれ言う前に、実際のものをご覧いただくのが早いかと思います。
次のようなものです。
おわかりになるでしょうか。
石でできた躯体に施設名、運営団体名の緑色の文字が貼り付けられているというものです。
おそらく看板と言って差し支えはないのでしょう。
で、これにどのようなリフォームを加えるかという話ですね。
施設名や団体名にはほとんどマスクをかけていますので、どこに問題があるかわかりにくいかもしれませんが、たとえば左の「公益」という文字をご覧ください。
石に貼り付けられた「公」の文字の一部が欠失してしまっています。
台石に別材料で作った文字を貼るとなると、経年でこういうことが起こるのはどうしても避けられません。
そこで弊社にリフォーム工事をご用命いただいたというわけです。
ちなみに場所は、奈良県北葛城郡の河合町に位置する、大きな介護福祉施設です。
車で走れば弊社から40分くらいの距離になるでしょうか。
さて、これをどのようにリフォームするかということですが、躯体に貼られている元の文字をすべて取り去った上で、同程度のサイズで文字を彫り入れた大きな板石を躯体の上から取り付ける、ということになります。
台石に別個の板石を貼るとなると、大きく分けて二つの可能性が検討されます。
台石と同じ石種を使うか、別の石種を使うか、です。
たとえば黒の板石を使っても見栄えのするものになりそうですが、今回は躯体と同じ石を使うことになりました。
ここで重要なのが石材の同定です。
台石に使われているのが何という種類の石なのか、わかっている必要があります。
ところで我々は墓石に使われる種類の石には詳しいのですが、これは建築石材と呼ばれる範疇であり、そういったところでは墓石にはなかなか使われない種類の石も使用されます。
そこで石材商社さんにも協力を仰ぎ、石の種類を調べます。
結果、スペイン産のピンクポリーノという石だろう、と。
写真は台石とピンクポリーノの見本石を照らし合わせて睨めっこしているとことです。
現物で確認するに、これで間違いないだろうと思われました。
採掘停止になっているような石種でなかったのが幸いでした。
というわけでこの石で大きなプレートを作り、施設名などを彫り入れた上で設置工事を行なうことになったわけです。
ではプレート取付の実作業をご覧いただきます。
まずは文字を全部剥がして、テープで枠付けを行ないます。
こういった仕事で最重要なのは、当然のことながら、貼り付けたプレートが取れないようにするということです。
薄い板石とはいえ、1.5メートルものサイズになると、自重だけでかなりのものになります。
接着剤だけでもたそうとすると、少し不安が残ります。
躯体とプレートとを繋ぐ補助的な施工ができれば、と考えるところです。
そこで考えたのが、躯体と板石双方に位置を合わせて切れ込みを入れ、平らな金具を入れて両者を結び、ズレ落ち防止にするというものです。
この施工のためにも、テープで枠取りをしておいたのが役に立ちます。
なにしろ、せっかく切れ目を入れても土台と板石の位置がズレてしまっては意味がありませんからね。
こんな感じで金具を入れ、躯体から飛び出している分が、プレート側の切れ込みにハマるという仕組みです。
凹凸を合わせるという意味では、レゴなんかを思い浮かべてもらってもいいのかもしれません。
もちろん金具の部分だけでなく、接着面全体的に接着剤を塗り付け、慎重にプレートを取り付けます。
接着剤はすぐに固まるわけではないので、最初のうちは落ちてくるのを防止するための支え棒を入れています。
こうして取り付けてから、接着剤がちゃんと硬化するまで丸一日以上は置いておき、しっかり固まったことを確認してから支え棒を外し、目地を入れたりといった仕上げ作業を施します。
こうして看板といいますか、施設名の表示石のリフォーム工事終了です。
きれいに出来上がりました。
彫り入れた文字には、元の貼り付け文字と似た風合いの緑色を入れています。
施設の顔とも言える部分を担当させていただけるというのは光栄ですね。
河合町での施設の名称表示石リフォーム工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
また、水・虫の入らない特許構造のお墓「信頼棺®」は、奈良市内では弊社のみが取り扱っております。
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。
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今回ご紹介するのは、うまい表現が見当たらないのでとりあえず「施設看板」としておきましたが、そのリフォーム工事です。
ただ、「看板」と表現するのもどこか違うような気がしまして、ともあれ施設の名称を表示してある碑のようなものです。
ややこしいことをあれこれ言う前に、実際のものをご覧いただくのが早いかと思います。
次のようなものです。
おわかりになるでしょうか。
石でできた躯体に施設名、運営団体名の緑色の文字が貼り付けられているというものです。
おそらく看板と言って差し支えはないのでしょう。
で、これにどのようなリフォームを加えるかという話ですね。
施設名や団体名にはほとんどマスクをかけていますので、どこに問題があるかわかりにくいかもしれませんが、たとえば左の「公益」という文字をご覧ください。
石に貼り付けられた「公」の文字の一部が欠失してしまっています。
台石に別材料で作った文字を貼るとなると、経年でこういうことが起こるのはどうしても避けられません。
そこで弊社にリフォーム工事をご用命いただいたというわけです。
ちなみに場所は、奈良県北葛城郡の河合町に位置する、大きな介護福祉施設です。
車で走れば弊社から40分くらいの距離になるでしょうか。
さて、これをどのようにリフォームするかということですが、躯体に貼られている元の文字をすべて取り去った上で、同程度のサイズで文字を彫り入れた大きな板石を躯体の上から取り付ける、ということになります。
台石に別個の板石を貼るとなると、大きく分けて二つの可能性が検討されます。
台石と同じ石種を使うか、別の石種を使うか、です。
たとえば黒の板石を使っても見栄えのするものになりそうですが、今回は躯体と同じ石を使うことになりました。
ここで重要なのが石材の同定です。
台石に使われているのが何という種類の石なのか、わかっている必要があります。
ところで我々は墓石に使われる種類の石には詳しいのですが、これは建築石材と呼ばれる範疇であり、そういったところでは墓石にはなかなか使われない種類の石も使用されます。
そこで石材商社さんにも協力を仰ぎ、石の種類を調べます。
結果、スペイン産のピンクポリーノという石だろう、と。
写真は台石とピンクポリーノの見本石を照らし合わせて睨めっこしているとことです。
現物で確認するに、これで間違いないだろうと思われました。
採掘停止になっているような石種でなかったのが幸いでした。
というわけでこの石で大きなプレートを作り、施設名などを彫り入れた上で設置工事を行なうことになったわけです。
ではプレート取付の実作業をご覧いただきます。
まずは文字を全部剥がして、テープで枠付けを行ないます。
こういった仕事で最重要なのは、当然のことながら、貼り付けたプレートが取れないようにするということです。
薄い板石とはいえ、1.5メートルものサイズになると、自重だけでかなりのものになります。
接着剤だけでもたそうとすると、少し不安が残ります。
躯体とプレートとを繋ぐ補助的な施工ができれば、と考えるところです。
そこで考えたのが、躯体と板石双方に位置を合わせて切れ込みを入れ、平らな金具を入れて両者を結び、ズレ落ち防止にするというものです。
この施工のためにも、テープで枠取りをしておいたのが役に立ちます。
なにしろ、せっかく切れ目を入れても土台と板石の位置がズレてしまっては意味がありませんからね。
こんな感じで金具を入れ、躯体から飛び出している分が、プレート側の切れ込みにハマるという仕組みです。
凹凸を合わせるという意味では、レゴなんかを思い浮かべてもらってもいいのかもしれません。
もちろん金具の部分だけでなく、接着面全体的に接着剤を塗り付け、慎重にプレートを取り付けます。
接着剤はすぐに固まるわけではないので、最初のうちは落ちてくるのを防止するための支え棒を入れています。
こうして取り付けてから、接着剤がちゃんと硬化するまで丸一日以上は置いておき、しっかり固まったことを確認してから支え棒を外し、目地を入れたりといった仕上げ作業を施します。
こうして看板といいますか、施設名の表示石のリフォーム工事終了です。
きれいに出来上がりました。
彫り入れた文字には、元の貼り付け文字と似た風合いの緑色を入れています。
施設の顔とも言える部分を担当させていただけるというのは光栄ですね。
河合町での施設の名称表示石リフォーム工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
また、水・虫の入らない特許構造のお墓「信頼棺®」は、奈良市内では弊社のみが取り扱っております。
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。