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2023-08-23
今回ご紹介する施工事例は、タイトルにもございます通り、新しい石塔を建てさせていただくというものです。
新規建墓工事ですね。
ありがたいことです。
今回は巻石は既に設置されている区画で、巻石については歪みや傾きなど特に見受けられず、リフォーム工事は伴いません。
純粋な石塔建立工事というわけで、石屋の仕事の本丸のような部分ですね。
それだけに丁寧にご報告してまいりたいと思います。
まず場所ですが、弊社から車で15分ほどでしょうか、大安寺地区にあります蓮成寺墓地というところです。
最近では撤去工事などをさせていただいたこともある墓地です。
では今回の建立工事の現場をご案内いたしましょう。
次のような区画です。
角地になっている区画がそうです。
大きさは間口4尺×奥行5尺といったくらいですね。
こちらに9寸角の神戸型石塔を建てることになります。
今回のお施主さんは事前にいろいろ情報収集をなさっていて、関西でよく使われる和型石塔の形に神戸型・大阪型・京都型などがあるということ、御影石の種類としては愛媛県で採掘される大島石などが銘石であることなどもよくご存知で、お墓を建てるにあたってこれほど調べていただけるのはありがたいことだなと感じました。
また、お墓というややマイナーなジャンルでも、検索すればさまざまな情報を手軽に得られる時代ですから、われわれ専門業者の者もますます勉強しておかねばという思いを新たにしました。
神戸型や京都型、大阪型といったタイプでどこに違いが出るのかということですが、簡単に申し上げると、供物台の有無、水鉢や香炉の形などが少しずつ違います。
8寸や9寸というのは、石塔の中でも「○○家之墓」などと刻まれる一番上の部材=竿石のサイズです。
幅・奥行ともに約24センチのものが8寸角、約27センチのものが9寸角で、だいたい1寸刻みに大小が付けられ、地域にもよりますが10寸=1尺角となるとかなりの大きさ、1尺1寸や1尺2寸となると新規に建てられることはごく稀、という感じです。
さて現場に戻りまして、石塔を建立するにはまず、区画の中央に穴を掘るところからです。
というのも石塔の下の地下に、お骨を納める納骨室が組まれるからです。
納骨室設置の段取りについて説明いたしますと、穴を掘って杭を打ち込んだ後は、地盤を落ち着かせるためにクラッシャー(砕石)を入れて軽く突き固め、その上にメッシュ筋を置いて、さらにその上に御影石の納骨室部材をセメントで据え付ける、ということになります。
これで納骨室の出来上がりです。
いつも申し上げているように、お骨が安置される場所ですので、ある意味お墓の中心とも言える空間です。
また、石塔本体の足元で基礎を兼ねるという意味でも重要ですね。
ともあれこちらが組み上がれば、今度はこの上に墓石を組んでいくことになります。
下台→上台→竿石という順番ですね。
やはり一番神経を遣うのが下台の据付です。
なにしろ大きな石ですので。
さらに、今回はそうでもあありませんが、巻石の高さがある時など、下台もそれだけの高さをクリアできる高さまで持ち上げる必要がありますので、難易度は増します。
無事に下台を据え付けたところが上の写真ですね。
この日は朝からカンカン照りの猛暑だったのですが、昼前から雲が出始め、この時点で少し雨も落ちてきました。
この時期はゲリラ豪雨のような夕立が降る天気の不安定な日が多かったと記憶しています。
下台の天端四か所に置かれているのは、お馴染みの免震パッドです。
地震対策の施工をすることも標準的になってまいりました。
今回のような新規に石塔を建てる場合だけでなく、既に立っている石塔を解体して新たにパッドを入れるという工事も可能です。
さて、この上に上台と竿石を置き、石塔がほぼ出来上がれば、あとは全体の仕上げ作業になります。
区画内の空きスペース、土が見えているところに草の生えにくい土を施工します。
固まるタイプのものです。
まったく雑草が生えなくなるわけではありませんが、お墓参りの際の草むしり負担などはかなり軽減されます。
それが済みますと、最後に玉砂利を敷いて出来上がりとなります。
きれいな9寸角神戸型石塔が姿を見せました。
非常に締まった良い墓所ではないかと思います。
蓮成寺墓地での新しい墓石の建立工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
お気軽にご連絡ください。
右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。
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今回ご紹介する施工事例は、タイトルにもございます通り、新しい石塔を建てさせていただくというものです。
新規建墓工事ですね。
ありがたいことです。
今回は巻石は既に設置されている区画で、巻石については歪みや傾きなど特に見受けられず、リフォーム工事は伴いません。
純粋な石塔建立工事というわけで、石屋の仕事の本丸のような部分ですね。
それだけに丁寧にご報告してまいりたいと思います。
まず場所ですが、弊社から車で15分ほどでしょうか、大安寺地区にあります蓮成寺墓地というところです。
最近では撤去工事などをさせていただいたこともある墓地です。
では今回の建立工事の現場をご案内いたしましょう。
次のような区画です。
角地になっている区画がそうです。
大きさは間口4尺×奥行5尺といったくらいですね。
こちらに9寸角の神戸型石塔を建てることになります。
今回のお施主さんは事前にいろいろ情報収集をなさっていて、関西でよく使われる和型石塔の形に神戸型・大阪型・京都型などがあるということ、御影石の種類としては愛媛県で採掘される大島石などが銘石であることなどもよくご存知で、お墓を建てるにあたってこれほど調べていただけるのはありがたいことだなと感じました。
また、お墓というややマイナーなジャンルでも、検索すればさまざまな情報を手軽に得られる時代ですから、われわれ専門業者の者もますます勉強しておかねばという思いを新たにしました。
神戸型や京都型、大阪型といったタイプでどこに違いが出るのかということですが、簡単に申し上げると、供物台の有無、水鉢や香炉の形などが少しずつ違います。
8寸や9寸というのは、石塔の中でも「○○家之墓」などと刻まれる一番上の部材=竿石のサイズです。
幅・奥行ともに約24センチのものが8寸角、約27センチのものが9寸角で、だいたい1寸刻みに大小が付けられ、地域にもよりますが10寸=1尺角となるとかなりの大きさ、1尺1寸や1尺2寸となると新規に建てられることはごく稀、という感じです。
さて現場に戻りまして、石塔を建立するにはまず、区画の中央に穴を掘るところからです。
というのも石塔の下の地下に、お骨を納める納骨室が組まれるからです。
納骨室設置の段取りについて説明いたしますと、穴を掘って杭を打ち込んだ後は、地盤を落ち着かせるためにクラッシャー(砕石)を入れて軽く突き固め、その上にメッシュ筋を置いて、さらにその上に御影石の納骨室部材をセメントで据え付ける、ということになります。
これで納骨室の出来上がりです。
いつも申し上げているように、お骨が安置される場所ですので、ある意味お墓の中心とも言える空間です。
また、石塔本体の足元で基礎を兼ねるという意味でも重要ですね。
ともあれこちらが組み上がれば、今度はこの上に墓石を組んでいくことになります。
下台→上台→竿石という順番ですね。
やはり一番神経を遣うのが下台の据付です。
なにしろ大きな石ですので。
さらに、今回はそうでもあありませんが、巻石の高さがある時など、下台もそれだけの高さをクリアできる高さまで持ち上げる必要がありますので、難易度は増します。
無事に下台を据え付けたところが上の写真ですね。
この日は朝からカンカン照りの猛暑だったのですが、昼前から雲が出始め、この時点で少し雨も落ちてきました。
この時期はゲリラ豪雨のような夕立が降る天気の不安定な日が多かったと記憶しています。
下台の天端四か所に置かれているのは、お馴染みの免震パッドです。
地震対策の施工をすることも標準的になってまいりました。
今回のような新規に石塔を建てる場合だけでなく、既に立っている石塔を解体して新たにパッドを入れるという工事も可能です。
さて、この上に上台と竿石を置き、石塔がほぼ出来上がれば、あとは全体の仕上げ作業になります。
区画内の空きスペース、土が見えているところに草の生えにくい土を施工します。
固まるタイプのものです。
まったく雑草が生えなくなるわけではありませんが、お墓参りの際の草むしり負担などはかなり軽減されます。
それが済みますと、最後に玉砂利を敷いて出来上がりとなります。
きれいな9寸角神戸型石塔が姿を見せました。
非常に締まった良い墓所ではないかと思います。
蓮成寺墓地での新しい墓石の建立工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
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右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。