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2023-07-05
今回取り上げますのは、お墓の移設工事です。
いわゆる「お墓の引っ越し」ですね。
A墓地に立っていた墓石や霊標を、別のB墓地に移して建て直す、という作業です。
移設するお墓が元々立っていたのは淡路島の墓地です。
それを奈良市の墓地に持ってくるということでして、こちら側の現場となるのはこれまでにも度々ご紹介してきた五条西山共同墓地です。
世界遺産の唐招提寺にも近く、また移設先の区画からは垂仁天皇陵を望むこともできます。
お施主さんによりますと、新たにご納骨となる仏様は生前、垂仁天皇陵がお好きだったそうで、そちらが見える空き区画があったので気に入ってすぐにお決めになったということでした。
さて、お墓の引っ越しですが、①元の墓地での解体作業から新しい墓地への移設まで、一貫して弊社で行なう場合と、②元の墓地での解体については地元の石屋さんにお願いして、弊社は輸送されてきた墓石を移設先に建立するだけ、という二つのケースがあります。
弊社は最長で、引っ越しするお墓の解体工事に福井県まで行ったことがありますが、今回はお施主さんも淡路島の方でご相談されている石屋さんがあるということで、弊社は五条西山共同墓地での建立を担当することになりました。
ちなみに墓石は次のようにまとめられて、弊社に運ばれてきます。
運ぶ途中で石同士がぶつかって欠けたりしないのか、と思われるかもしれませんが、白色の太い紐が緩衝材になっているので大丈夫です。
逆に弊社が解体の方を担当する場合でも、このようにバラバラにした石材をまとめて結わえて運送屋さんに引き渡すわけです。
運ばれてきたのはお墓が二基と霊標が一つ。
どのように移設するか、何種類かの図面を描いてお施主さんと相談したのですが、最終的にはメインの石塔を区画の中央に建て、もう一つの石塔については竿石と切削して少しサイズを落とした上台だけを移設します。
霊標は石が荒れている部分をきれいにして、そのまま入れます。
高圧洗浄機などを使ってきれいにするのももちろんです。
移転先の区画は次のようなところです。
ほぼ一坪くらいの区画です。
写真ではわかりにくいですが、墓地全体が丘陵地にあって高台になっており、向かって左に目をやりますと、冒頭で触れた垂仁天皇陵を眺めることができます。
好立地の区画ですね。
ここに墓石を移設することになります。
で、ここからは実作業に入っていきますが、手順自体はいつもご紹介している新規建墓工事や、移動を伴わないリフォーム工事と大きく変わりはしません。
まずは基礎部分の作業です。
墓石本体をいきなり組み立てるのではなく、その下の納骨室を作っていきます。
最初に床掘りといって、納骨室が入る部分の土を掘り下げ、さらに杭を打ち込みます。
その上にクラッシャー(砕石)を敷いて軽く突き固め、メッシュ筋を置きます。
そしてさらにその上に御影石の石棺をセメントで据え付ける、という段取りです。
いつも申し上げていますが、この納骨室というのはご遺骨が安置されるところですので、ある意味で墓石本体以上にお墓の心臓部とも言える場所ですね。
次はいよいよ墓石本体に取り掛かります。
納骨室の上に石塔の下台を据えます。
墓石自体は結構年季が入ったものでしたので、下台もこうやって現場に持ってきて据え付ける以前に、高圧洗浄だけでなく据わりの悪い部分をカットしたり、納骨穴を作り直したりとかなり手を加えています。
下台以外でも、壊れていた線香立てを新しいものに付け直したり、花立の穴を開け直してお手入れのしやすいステンレス花筒を入れられるようにしたりしています。
新しい墓地でより使いやすくお参りしやすいお墓になるように、ということですね。
写真には免震パッドが写っていますが、これももちろん追加の施工です。
墓石の向かって右側には霊標、左側にはもう一つの石塔の上台と竿石を据え付けます。
おおよそ全体像が見えてきましたね。
ちなみに区画内に敷かれているのは、お馴染みの草の生えにくい土です。
これから本格的な夏を迎えるにあたって、お墓の雑草対策は効果が大きいと思います。
写真に見えるのは乾いた状態で、ここに水を流して締めると硬くなり、草が根を下ろしにくくなります。
その水が引いたら、最後に玉砂利を敷いて作業完了です。
きれいな墓所が姿を現わしました。
白御影の石塔と黒い玉砂利のコントラストがいいですね。
上台と竿石だけを移設した左の墓石も、いいバランスになっていると思います。
五条西山共同墓地へのお墓の移設工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
お気軽にご連絡ください。
右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。
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今回取り上げますのは、お墓の移設工事です。
いわゆる「お墓の引っ越し」ですね。
A墓地に立っていた墓石や霊標を、別のB墓地に移して建て直す、という作業です。
移設するお墓が元々立っていたのは淡路島の墓地です。
それを奈良市の墓地に持ってくるということでして、こちら側の現場となるのはこれまでにも度々ご紹介してきた五条西山共同墓地です。
世界遺産の唐招提寺にも近く、また移設先の区画からは垂仁天皇陵を望むこともできます。
お施主さんによりますと、新たにご納骨となる仏様は生前、垂仁天皇陵がお好きだったそうで、そちらが見える空き区画があったので気に入ってすぐにお決めになったということでした。
さて、お墓の引っ越しですが、①元の墓地での解体作業から新しい墓地への移設まで、一貫して弊社で行なう場合と、②元の墓地での解体については地元の石屋さんにお願いして、弊社は輸送されてきた墓石を移設先に建立するだけ、という二つのケースがあります。
弊社は最長で、引っ越しするお墓の解体工事に福井県まで行ったことがありますが、今回はお施主さんも淡路島の方でご相談されている石屋さんがあるということで、弊社は五条西山共同墓地での建立を担当することになりました。
ちなみに墓石は次のようにまとめられて、弊社に運ばれてきます。
運ぶ途中で石同士がぶつかって欠けたりしないのか、と思われるかもしれませんが、白色の太い紐が緩衝材になっているので大丈夫です。
逆に弊社が解体の方を担当する場合でも、このようにバラバラにした石材をまとめて結わえて運送屋さんに引き渡すわけです。
運ばれてきたのはお墓が二基と霊標が一つ。
どのように移設するか、何種類かの図面を描いてお施主さんと相談したのですが、最終的にはメインの石塔を区画の中央に建て、もう一つの石塔については竿石と切削して少しサイズを落とした上台だけを移設します。
霊標は石が荒れている部分をきれいにして、そのまま入れます。
高圧洗浄機などを使ってきれいにするのももちろんです。
移転先の区画は次のようなところです。
ほぼ一坪くらいの区画です。
写真ではわかりにくいですが、墓地全体が丘陵地にあって高台になっており、向かって左に目をやりますと、冒頭で触れた垂仁天皇陵を眺めることができます。
好立地の区画ですね。
ここに墓石を移設することになります。
で、ここからは実作業に入っていきますが、手順自体はいつもご紹介している新規建墓工事や、移動を伴わないリフォーム工事と大きく変わりはしません。
まずは基礎部分の作業です。
墓石本体をいきなり組み立てるのではなく、その下の納骨室を作っていきます。
最初に床掘りといって、納骨室が入る部分の土を掘り下げ、さらに杭を打ち込みます。
その上にクラッシャー(砕石)を敷いて軽く突き固め、メッシュ筋を置きます。
そしてさらにその上に御影石の石棺をセメントで据え付ける、という段取りです。
いつも申し上げていますが、この納骨室というのはご遺骨が安置されるところですので、ある意味で墓石本体以上にお墓の心臓部とも言える場所ですね。
次はいよいよ墓石本体に取り掛かります。
納骨室の上に石塔の下台を据えます。
墓石自体は結構年季が入ったものでしたので、下台もこうやって現場に持ってきて据え付ける以前に、高圧洗浄だけでなく据わりの悪い部分をカットしたり、納骨穴を作り直したりとかなり手を加えています。
下台以外でも、壊れていた線香立てを新しいものに付け直したり、花立の穴を開け直してお手入れのしやすいステンレス花筒を入れられるようにしたりしています。
新しい墓地でより使いやすくお参りしやすいお墓になるように、ということですね。
写真には免震パッドが写っていますが、これももちろん追加の施工です。
墓石の向かって右側には霊標、左側にはもう一つの石塔の上台と竿石を据え付けます。
おおよそ全体像が見えてきましたね。
ちなみに区画内に敷かれているのは、お馴染みの草の生えにくい土です。
これから本格的な夏を迎えるにあたって、お墓の雑草対策は効果が大きいと思います。
写真に見えるのは乾いた状態で、ここに水を流して締めると硬くなり、草が根を下ろしにくくなります。
その水が引いたら、最後に玉砂利を敷いて作業完了です。
きれいな墓所が姿を現わしました。
白御影の石塔と黒い玉砂利のコントラストがいいですね。
上台と竿石だけを移設した左の墓石も、いいバランスになっていると思います。
五条西山共同墓地へのお墓の移設工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
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