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道つくりと今年の彼岸花
2016/09/30


えー、何やらバタバタしている間にお彼岸も過ぎてしまいました。
皆さまお墓参りには行かれたでしょうか?
かく言う私自身、秋分の日も仕事しなければならなかったような具合でして、ようやく彼岸の最終日になって墓参を済ませました。。
石屋がこれではいけませんね
来年からはもっと余裕をもって、と思うのですが。
さて話は少し変わって、先日の日曜日には地域の環境整備がありました。
地元の町内会の中でさらにいくつかの組に分かれ、それぞれの持ち場を決めて、地域をきれいにしようという活動です。
たまに近所の者で寄り集まって掃除というのも、まあ悪くないものです。
そのあと一旦解散してから、昼前に再び集まり、弊社ガレージを使って組のみんなで一杯飲みというのが主目的、ということもありませんが(笑)
しかし町内会というのも、なかなか新規での入会者というのは数が少なく、高齢化も進み、先々を考えると思いやられるところもありますね……。
さてこの地元の環境整備、以前にもご紹介したことがありますが、昔は「道つくり」といっていました。
今では側溝なども、ほとんどがコンクリの蓋で覆われ、むき出しの所は減りましたが、私が子供の頃の道つくりというと、かなり本格的なドブさらいまでしていた記憶があります。
大元を辿ると、春と秋に行なうこのような道つくりは、農耕儀礼でして、山の神様の通り道を整備するという神事の意味合いがあったと聞きます。
春は山から田んぼに神様を迎えるための道を開き、秋は実りを感謝しつつ神様に帰っていただく道をきれいにする、というわけですね。
飢饉の年がどうだったか、それはわかりません。。
そんな道つくりのさなか、今年の彼岸花を見つけました。
数は少しですが、なかなかいい咲きっぷりです。
冒頭の写真でご紹介してるやつです。
彼岸花の群生地、というような場所はうちのそばにはないのですが、見つける時は田んぼの周りが多いですね。
あとはやはり墓地でしょうか。
この彼岸花という植物、どうやら有毒だそうで、虫や動物除けに人為的に植えられてきたんじゃないか、ということも聞きます。
遺体や作物を荒らされてはたまったもんじゃありませんからね。
実際、害獣除けにどれほど効果があったものかは定かでありませんが、美観の点では素晴らしいです。
その名の通り、まさにこの時期の風物詩と申しましょうか。
この土日はお天気が許せば、彼岸花を探してお散歩などいかがでしょう、などと思うところです。
