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新規墓所工事A:五条西山共同墓地

2021/09/21



前回からご報告している工事の続きです。

当ブログではお馴染み、弊社地元の五条西山共同墓地にて、お墓を作る仕事をしております。

元々の巻石があった区画なのですが、それを解体撤去し、新しい巻石を設置した上で、新しい墓石と霊標を建てさせていただきます。

お墓の全体を新規で作るという工事になるわけでして、ありがたいことです。

こちらの現場での一連の作業をご覧いただくと、一からお墓を作るというのがどういうことか、その基本的な施工の手順をご理解いただけるかと思います。

 

さて前回の記事では、当該区画と隣接区画との境界確認を行なった上で、元の巻石を解体撤去する、というところまでご報告しておりました。

本日はその続きで、新しい巻石を据え付けるための基礎工事から、ということになります。

基礎工事の手順は、これまでも何度もご紹介してきた通りです。

まず、石の足元を支える杭を打ち込みます。

次いで石が置かれるべき場所に沿ってクラッシャー(砕石)を敷き、鉄筋をレール状に組みます。

それからその鉄筋を巻き込むようにコンクリートのベースを打って、これが乾けばその上に石を据えていくことができるようになります。


写真一、二枚目がその模様です。

 

杭ですが、既にクラッシャーと鉄筋を施工した上の写真ではわかりにくいですが、巻石の両サイドを支えるように配置します。

延石一本につき杭二本ということですね。

単純な四角形の巻石を巻く場合なら、杭は八本という計算になります。

今回のように、前方中央にくり階段が置かれる形状の巻石となると、前石が左右に分かれ、階段の分もありますので、杭は十本以上使います。

 

コンクリのベースを打つ時に一番大事なのは、高さを間違えないことです。

仕上がりの高さの基準をどこかに出して、そこから巻石の高さを引き、いくらかの据えしろを見たところが、コンクリの天端になります。

万が一予定よりもベースが高くなってしまうと、石を据える時にコンクリをハツらねばならないので大変です。

ハツるというのは、要するに削る、壊すといった意味ですね。

せっかく作ったものをすぐハツるというのは実にむなしいので、そうならないように気を付けます。

 

コンクリが乾けば、石を据え付けていきます。

 

写真三枚目は、くり階段の上段を残して、巻石が据え付け終わったという段階です。

石と石が接するところを合口といいますが、四隅の合口のところには補強用のステンレスの金具がいつものように取り付けられています。

これで石同士が簡単に外れたり、傾いたりといったことがなくなります。

くり階段上段の両サイドにも付きますので、くり階段型の巻石の場合、補強金具は計六組使うことになります。

 

これで巻石部分は一段落つきましたので、今度はいよいよ石塔に関する作業に取り掛かっていきます。

が、今回も少し長くなりましたので、続きはまた次回ご報告いたします。

 


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