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巻石のリフォームと新規建墓工事C完成:二名墓地

2020/10/27



先週からお伝えしてきた施工事例の続きです。

二名墓地というところで墓所のリフォーム工事を行なっておりました。

今回のリフォームはなかなか内容が濃く、巻石の解体組み直しを行った上で、既存石塔の傾き直し、さらに新規の8寸角和型石塔を建てさせていただくというものです。

ありがたいことです。

前回は巻石の復元が完了したというところまでお伝えしていたと思います。

この段階で現場は写真一枚目のようになっています。


きれいに巻石が組み直されていますね。

早く石塔を建てたくなる、という感じであります。

後ろに見えている石は、解体してそこに置いてある既存石塔の部材です。

赤と緑の二つの道具箱に挟まれているのが、いわゆる竿石の部分になります。

底の方に、円筒形に飛び出している箇所があるのがおわかりになるでしょうか。

これはホゾと言いまして、下の台石にも丸く穴が刳られており、そちらと合わさるようになっています。

お地蔵様なんかも同様の加工になっていることが多いですね。

補強、耐震の工夫のひとつとも言えるでしょうか。

ですのでこちらの既存石塔には、耐震パッドは入れません。

 

さて、石塔を建てるには、本体を組む前に地下の納骨室部分を作っておく必要があります。

当ブログではお馴染みの工程ですが、石塔が立つ場所に穴を掘り、基礎下を支える杭を打ち込み、その上にクラッシャー(砕石)とメッシュ筋を施工して、さらにその上に御影石の石棺をセメントで据えます。

写真二枚目です。

 

向かって左が新規8寸角石塔のためのもの、右は既存の石塔用で、こちらは7寸角くらいの大きさとやや小ぶりのため、納骨室もそれに合わせています。

この中にお骨が安置されるわけですね。

さて、納骨室がこのように据わりましたら、二つの石塔を順に組んでいきます。

 

新規の石塔には、いつも通り免震パッドを入れます。

これは上台と下台の間、竿石と上台の間、と今回でしたら計8枚使用することになります。

芝台のある石塔の場合は、さらにもう一段分が追加されるというわけですね。

石と石の接着面をガチガチに固めるものではなく、むしろ柔軟に揺れを逃がすという発想でできているようです。

触ると、プニプニとでも言うのでしょうか、スライムを固めたような感触がして面白いです。

 

ここまで作業が進みますと、残すは最終の仕上げ工程ばかり、といった段階です。

石塔本体の前に花立や水鉢などの付属品を置き、区画内にはやはりお馴染みの草の生えにくい土を施工します。

最後に玉砂利を敷けば写真三枚目、作業完了です。

 

既存石塔と新規石塔が仲良く並び、実にいい墓所になったと思います。

巻石もシャキッとして、全体的に引き締まった印象があります。

リフレッシュしたお墓はいいものだと感じますね。

二名墓地での墓所リフォーム工事および新規建墓工事、これにて完成です。


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