霊園墓石のご用命はお気軽にお問合わせください。

 

お知らせ情報
インフォメーション

お知らせ情報インフォメーション


墓地の種類B:寺墓地(境内墓地)

2020/10/05



葬式仏教、といういささか揶揄を込めた言い方があるように、日本の仏教と死者供養とは切り離すことができません。

ある意味では、日本の墓地の代表格が、この寺墓地という種類の墓地であると言っていいのかもしれません。

 

あらゆるお寺が必ず境内に墓地を有している、というわけでもないのですが、お寺といえばお墓、お墓といえばお寺、という風なイメージもあり、境内墓地と呼ばれることもしばしばです。

言うまでもなく、この墓地の管理者はそのお寺を構えておられる宗教法人、ということになります。

寺墓地の最大の特徴のひとつは、個別の宗旨宗派と強く結びついている、というところだと言えるでしょう。

 

寺墓地の中でも、一般墓と呼ばれるいわゆる普通のお墓を建てるための区画は、使用者を檀信徒、ないしそれに準ずる方に限定している場合が普通です。

ひと口に言えば、檀家さん用の墓地ということになります。

使用者の信仰を基本的に問わない公営・民営の霊園とは対照的ですが、お寺の墓地であるという特性上は当然のことでしょう。

 

「檀信徒に準ずる」というのは微妙な言い回しですが、檀家としてお寺と濃密な付き合いをしないまでも、お墓での供養法要などは当該のお寺にちゃんとお願いする、というような関係のことです。

これも当たり前のことですが、たとえば浄土宗のお寺との檀家付き合いがあり、そのお寺にお墓も持っているという方が、突然真言宗に改宗して、真言宗のお坊さんを連れてきてそのお寺で法要を営む、というようなことは普通はできません。

判例もあったと思います。

 

他方、一般墓ではなくお寺の境内に置かれている「永代供養墓」の場合、宗旨宗派を問わず埋葬できる、というところも少なくありません。

詳しくは実際にそれぞれのお寺さんに問い合わせていただくのが、一番間違いがありませんが。

 

ですので、A寺の境内墓地に一からお墓を持ちたいという場合は、まずA寺に申し入れて、檀信徒になるところからスタート、というのが一般的でしょう。

寺墓地というと、和型の石塔ばかりがずらりと並んでいるというイメージもあるかもしれませんが、昨今では境内墓地であっても凝ったデザインの洋型墓石が立つなど、バリエーションも多様になってきています。

 

寺墓地に新しくお墓を建てられる、というケースは、大部分が元からそこの檀家さんであったという場合だろうとは思います。

これまで寺付き合いなどとは縁がなかった、という方が突然あるお寺の檀信徒になるというのは、心理的なハードルが高く感じられるかもしれません。

しかし、ほとんどのお寺さんでは墓地の管理やお手入れなどもマメになさっており、その点では公営霊園などよりはるかに行き届いていて、信頼がおける場合が多いです。

付き合いがいとわしい、という先入観さえ払拭されれば、多くの寺墓地というのは非常に供養のための環境が良いところです。

 

次回は共同墓地を取り上げます。


一覧に戻る

このページのトップへ戻る ↑

0120‐86‐1481

受付窓口年中無休(年末年始除)8:00〜18:00

0742‐45‐4559

0742‐43‐7941

ホームページでのお問合わせ・資料請求