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お墓の建て方B:石塔篇「和型」

2020/06/13



前々回から、お墓の建て方を一からご紹介しております。

最初はまず、お墓を建てるにはそもそもお墓用の敷地が必要ですよ、というところから始まり、前の記事では巻石について扱いました。

今回はいよいよお墓作りの中心である石塔の話になります。

既に巻石のできたお墓の区画を持っておられる、という方はここがお墓作りのスタートラインとなりますね。

 

さて、石塔といった場合、今の日本では大別して三種類になるかと思います。

まずは和型ですね。

それから、非常に凝ったデザインのものも含め、洋型と総称されるグループ。

そして五輪塔や宝篋印塔など、いわゆる和型とは別の伝統的石塔のグループ。

細かく区分すればキリがありませんが、便宜上この三つに分けるとしまして、本日は和型石塔についてご説明したいと思います。

 

何気なく「和型」という風に呼んでおりますが、これが日本のザ・お墓ですね。

縦長の竿石を一番上に、上台・下台という二つの台石がついて、三段一式が基本形で、近年ではその下にさらに芝台という四段目を付けることも多くなっています。

古い墓地が多い奈良でも、最近は洋型墓石の施工が増えてきていますが、まだまだ和型が圧倒的に多数だというのが現状です。

何はともあれ、写真をご覧いただきましょう。

これが和型石塔です。

 

なんというか、見ていて非常に落ち着きますね。

どなたも、お墓の風景というと、まずはこれが立ち並んでいるところを想像されるのではないでしょうか。

 

ところでひと口に和型と言いますが、どれもまったく同じなのかというと実はそうではなく、いくつかの型があり、細かい違いがあります。

近畿地方でよく見られるのは、神戸型、大阪型、京都型の三つです。

残念ながら、奈良型というのは聞いたことがありません。。。

上の写真にあるうち、最初が神戸型、次に大阪型、京都型という順です。

 

主に供物台、水鉢、線香立ての部分で違いが出ているというのがおわかりいただけると思います。

全国ではこれ以外にも、名古屋型とか金沢型などがあるようで、だいたい地元の石材店で問い合わせていただいたら、それぞれの土地に馴染んだものを提案してくれると思います。

また、地域によらず、神道系のお墓ですと、頭がピラミッド型に尖っているのが特徴ですね。

和型と言っても本当にいろいろあります。

 

弊社の場合、よく施工するのは神戸型ですが、その他の型にももちろん対応いたしますし、そもそもお墓はオーダーメイドです。

既存の型にこだわらず、あるいはそれらをベースにしながらも、他にこだわりがございましたら、ご要望に応じてオリジナル設計をいたします。

 

ちなみに和型石塔の大きさは、竿石のサイズで表現し、8寸角、9寸角、1尺角などとなります。

基本的に、墓所の区画に大きさに応じて、こちらで何パターンか提案いたしますが、もちろん最終的にはお客様に決めていただくことになります。

和型のお墓を検討される場合は、現場を拝見し、区画や巻石の寸法を確認した上で、石塔を仮に入れてみた図面を描き、提出いたしますので、事前にある程度のイメージを持っていただくことができます。

和型石塔の型や大きさが決まれば、実際の石を準備するという流れです。

 

竿石に「○○家」と彫るか「南無阿弥陀仏」と彫るかなど、彫刻の内容についてはあらためて取り上げたいと思います。

次は洋型石塔について扱います。

今回はお墓の建て方、和型石塔篇でした。


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