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和型石塔を建てる@:五条西山共同墓地

2019/11/16



今回はオーソドックスな和型石塔を建てる工事のご紹介です。

最近は奈良の昔ながらの共同墓地でも、洋型を建てる機会が増えてまいりまして、一概に和型が「オーソドックス」だなんて言えない時代になりつつあるのかもしれませんけどね。

ともあれ現場をご案内しましょう。

墓地は弊社から車で五分、お馴染みの五条西山共同墓地です。

非常に大きな共同墓地です。

今回の区画は写真一枚目のようなところ。

 

標木、と呼ばれる木のお墓が立っています。

この標木というのは、正式な石のお墓を建てるまでの一時的なお墓と見なされるもの、といえばいいでしょうか。

戒名や没年月日が記されるのが基本ですが、正面には宗派を象徴する文言が大書される場合もあるなど、いろいろなものがあります。

手前には緑のプラスチックの花立、正面には薄青色の瀬戸物の線香立てと、水をお供えするための湯呑が置かれています。

この花立は、地面に直接刺して使うので、「野立て」と呼ばれたりします。

 

区画の四隅が少し掘り返されているのは、「クワ入れ」の跡です。

クワ入れというのは、これから作業にかかりますよ、と土の神様にご挨拶する簡単な儀式のようなものです。

何度かご紹介してきましたが、土の神様は昔から非常に力のある神様だと思われてきたので、荒ぶるようなことがないようにご挨拶するのは、土を触る仕事をする者にとっては基本だったようです。

 

さて、仕事に入るわけですが、まずは標木を抜きまして、その下にあるお骨を確認します。

標木が立っている場合は、大体その下に骨壺が直に埋められていると思っていいでしょう。

取り出したお骨は、基本的に現場で大事に管理します。

標木を抜いて区画内を空にしますと、今度は石塔を建てる前に、納骨室を据える準備をします。

納骨室がないと、せっかく取り出したお骨をお納めできませんからね。。

石塔が来るべき位置に合わせてきれいに掘り方を行ない、要所に杭を打ち込みまして、その上にクラッシャーとメッシュ筋を施工します。

そのさらに上に、大谷石の納骨室をセメントで据えていくことになります。

写真二、三枚目がその様子です。

 

大谷石は御影石の石棺よりもゴツイので、迫力がありますね。

弊社で使っているのは、基本的に5寸×8寸というサイズのものなのですが、今回は寝かして使用しますので、太い方が幅として見えてくることになる分、余計に大きさを感じます。

次はこの上に芝台を組んでいくことになるわけですね。

少し長くなってきましたので、ここで稿を改め、建墓につきましては次回ご報告いたします。


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