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奈良市営墓地、使用者の募集開始
2019/10/29


関東をはじめ、甚大な被害をもたらした台風のシーズンが過ぎつつあり、早くも寒いと感じる日が増えてきましたね。
霜月と呼ばれる十一月も間近です。
朝夕の冷え込みも、顕著になってきたんじゃないかと思います。
今日の奈良は雨模様ですが、これからはひと雨ごとに気温が下がっていくという感じになるでしょうか。
先週より奈良国立博物館で正倉院展が始まっていますが、奈良の場合はこの正倉院展が深秋の到来、そして春日若宮おん祭が本格的な冬の到来を告げる、というイメージがあります。
さて本題に入りましょう。
毎年十一月、奈良市が市営墓地の区画使用者を募集します。
「奈良しみんだより」の十一月号に、募集についての説明が掲載されていますので、こちらでも少しご紹介いたします。
奈良市が区画使用を募集する霊園は、白毫寺町の寺山霊苑と七条西町の南山墓地という二箇所があります。
基本的な区画サイズは2m×2mの4uです。
今回は寺山霊苑で25区画、南山墓地で3区画の募集となり、来年の二月一日から使用可能だとのことです。
昨年の寺山霊苑の募集区画は20区画で、これでも結構多いなと思ったのですが、今年はさらに増えています。
おそらく昨今、市営霊園でもいわゆる「墓じまい」が増えている状況を反映しているのでは、と推測させられます。
市営墓地ですので、これらの区画利用も奈良市民を対象とした公共サービスであり、応募資格は「市在住の世帯主」に限られる、ということです。
これ、昨年は「市に住民登録をしていること」という条件があったのですが、今年からは居住のみが要件になっているようで、少し門戸が広がった感があります。
他地域にお住まいの方は、おそらくそれぞれの市や区で、奈良市と同様に定期的に公営墓地の募集があるかと思います。
公営墓地の競争倍率が高い地域、主に東京なんかの都市部ですが、応募資格としてさらに、現に埋葬されていないお骨を持っていること、なんて条件が付くこともあるみたいです。
手元にお骨はあるのにお墓はなくて困ってます、という状態でないとダメ、ということですね。
そんな制限がついたりするくらい、市営、公営の墓地は人気があります。
やはり、地方公共団体が運営しているためか、信用度が高いというイメージがあるのが一番の理由ですかね。
今どきの民間の霊園は、公営霊園よりはるかに手入れが行き届き、休憩所やトイレをはじめ設備も整ったところが多いのですが、それでもなお公営霊園の使用者募集は、競争率が高くなりがちのようです。
奈良市の市営墓地募集に対する応募倍率はわかりませんが、1倍を切るようなことはないんじゃなかろうかと思います。
ただ墓じまいの増加もあり、募集資格の緩和がなされていることからも、市営霊園ですら多少潮目が変わってきたりしているのかな、などと考えたりもします。
現に「しみんだより」の告知でも抽選を想定していまして、申し込み多数の場合は12月3日(月)に市役所で公開抽選を行ない、結果は応募者に封書で通知されるということです。
肝心の応募期間ですが、11月1日より11月25日まで(郵送の場合は必着)となっています。
奈良市の生活環境課や出張所、サービスセンターなどに備え付けの申込書に記入して、郵送ないし持参とのことです。
送付先ないし持参先は生活環境課というところです。
もちろん申込書は奈良市のホームページからもダウンロードできます。
今のところインターネットでの申し込みというのはまだ出来ないようです。
より詳しくは当局である奈良市のホームページの該当部分をご参照ください。
墓地区画の募集についてはこちら、
⇒「奈良市営墓地使用者を募集します(11月25日締切)‐奈良市」
区画地図や使用料についての案内もあります。
奈良市の担当部局は生活環境課になります。
奈良市で墓地をお探しの皆様の参考になれば幸いです。
そして石塔建立に際しましては、池渕石材にお手伝いさせていただけるなら、大変ありがたいところであります。
