霊園墓石のご用命はお気軽にお問合わせください。

 

お知らせ情報
インフォメーション

お知らせ情報インフォメーション


巻石リフォーム工事と洋型墓石の建墓C完成:五条西山共同墓地

2019/10/29



ここしばらくお伝えしてきた、五条西山共同墓地での工事の続きです。

巻石をリフォームした上で、新しい洋型墓石を建てさせていただくという仕事です。

少し間が空いてしまいましたが、前の記事では、解体復元した巻石の内側に納骨室を組み、その上に石塔の芝台を据えた、というところまでお伝えしました。

今回で完成までご報告できると思います。

まず、芝台の四ツ石を組んだ上に、今度は洋型の台石を乗せます。

写真一枚目です。

 

黄色と白の紐がかかっているのが台石で、見えているのは底面です。

芝台の上には、四隅にL字型の白いものが置かれています。

これが弊社でこのところ標準的に採用している、免震パッドです。

このところいろんな自然災害が激甚化しているのは、皆様ご承知の通りですが、お墓が特に備えるべきは地震だろうということで、お墓の地震対策はどこも力を入れています。

この台石を据えましたら、さらにその上には竿石が乗ることになりますが、その間にももう1セット、免震パッドが置かれることになります。

 

石塔がひと通りできますと、今度はこれも当ブログではよく知られた、草の生えにくい土の施工となります。

区画内の空きスペースに草の生えにくい土を敷き、転圧をかけつつ水を含ませていって、かわくと雑草の根をはねつけるくらいガチっと固まることになります。

これでお墓のお手入れはかなり楽になることと思います。

 

写真二枚目から、石塔の形状についてもなんとなく想像がつくかと思います。

さて、こちらの仕事につきまして、記事のタイトルとしてはずっと「洋型墓石」という言葉を使っているわけですが、お墓の形としてはどこからどこまでが「洋型」と言えるのでしょうか。

「和型」はまあ簡単ですよね。

日本のお墓の標準形として、おそらくどなたでもお馴染みのアレを思い浮かべていただければ、それが和型石塔です。

ひと口に和型と言っても、本当は関西だけでも大阪型とか京都型、神戸型があり、ちょっとずつ違いがある上、天辺が尖った神道型も上げる必要がありますし、さらに別の地域に行けば、細かい相違点は多々あるのですが、それらをまとめて「和型石塔」として総称することは、特に問題などないように思います。

 

他方、洋型というと実に千差万別です。

どちらかというと、垂直方向に背の高い和型に比べ、水平方向に横長のタイプのものが多いとは思うのですが、デザインの幅など和型とは比べ物になりません。

さらに四角形ベースのものにとどまらず、球形とかピラミッド型、さらには自由なモニュメントのようなものに至るまで、非常に凝ったものは「デザイン型」などと呼ばれたりもします。

ですので、実際はどこからどこまでが洋型というよりも、和型の枠に収まらないものを総じて洋型と呼び、さらに個人の匙加減ではありますが、特に自由度の高いものをデザイン型と呼ぶ、といった現状かと思われます。

 

ここで今回の現場に戻りますが、草の生えにくい土の上に玉砂利を敷けば、作業完了となります。

写真三枚目です。

 

「ありがとう」という言葉が印象的ですね。

よくまとまった素敵な洋型石塔が出来上がったと思います。

地元の共同墓地でも、少しずつ、しかし確実にこういった洋型のお墓は増えてきているという印象があります。

いろんなデザインのお墓があるというのも、現代的な多様性を反映していると言えましょうか。

五条西山共同墓地での巻石リフォーム工事、そして新しい洋型の建墓工事、これにて完成です。

 


一覧に戻る

このページのトップへ戻る ↑

0120‐86‐1481

受付窓口年中無休(年末年始除)8:00〜18:00

0742‐45‐4559

0742‐43‐7941

ホームページでのお問合わせ・資料請求