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巻石リフォーム工事と洋型墓石の建墓A:五条西山共同墓地

2019/10/12



先週からご紹介を始めたところなのですが、前回、ご報告が非常に中途半端なところで終わった、五条西山共同墓地での工事の続きです。

元々の巻石をリフォームした上で、その区画内に洋型墓石を建てる、という仕事になります。

前の記事では、巻石に触るような工事をする際には、近隣の区画との空きがどれくらいだったか事前に計測しておくのがとても大事ですとか、杭の打ち方の原則、みたいなことをお話ししたのでした。

で、今回は巻石の復元作業に入っていきます。

まずは巻石を安心して置くためにも、基礎が肝要です。

巻石が復元されるべき位置に合わせて杭を打ち込んだなら、続けて鉄筋とクラッシャーを施工していきます。

 

写真一枚目です。 

この写真で、区画の雰囲気とかサイズ感も把握していただけるかと思います。

ご覧の通り、鉄筋は電車のレールのような形状で組むのがポイントです。

内寸と外寸に合わせた大小二つの四角形をまず作り、その間をつなぐように一定の感覚で横筋を置いていきます。

置く、というかもちろんただ置いているだけでなく、細い針金でつないでいます。

ですので、鉄筋を「編む」というのがより正確な表現になります。

古い区画の解体など行なっていますと、昔はやはり基礎に鉄筋など使われていないのがほとんどですし、少し時代が下ったものになっても、こうしたレール状ではなく一本だけ、という使い方をしてある場合が多かったりします。

当然、そういったものの方が解体の作業はしやすいわけで、逆にきちんと鉄筋が組まれて、基礎が鉄筋コンクリートになっているものだと、解体の手間は跳ね上がります。

鉄筋がどれだけ効いているかは、壊す段になるとよくわかりますね。。

で、このように鉄筋をきちんと組んだ上に、解体した巻石を元通り、セメントで据え直していくわけです。

 

写真二枚目は後ろから正面に向かって撮影してあります。

くり階段が写っていますね。

石と石の合口のところに見える金属は、ステンレスの補強金具です。

石はまずセメントで固定するのが基本ですが、それぞれが簡単に外れたりしないよう、お互いを金具でつないで補強してあります。

これもどれだけ効いているかは、解体してみるとはっきりします。

四隅に取り付けるものは、その形状からL字型金具と呼んだりもします。

ちなみに隅ではなく、真っ直ぐの石同士を継いでいるような箇所に取り付けるための、平金具というものもあります。

ともあれこれで、巻石の復元は完了です。

後は巻石の内側に、土を入れる必要もありますが、このサイズの区画ですと、洋型墓石のための納骨室を入れると、残りスペースはかなり小さくなると思われますので、それほど大量の土は用意しなくてもいいように思います。

 

キリもいいところですので、今回はこれくらいにいたしまして、また稿を改め、次回は納骨室の作業などご報告していきたいと思います。

 


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