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新しいお墓を建てるA:五条西山共同墓地

2019/05/07



連休を挟んで、前回の記事から少し間が空いてしまいましたが、墓所リフォームを伴った新規建墓工事の続きです。

新しいお墓を建てさせていただくわけですね。

ありがたいことです。

場所は弊社近くの五条西山共同墓地。

当ブログではすっかりお馴染みの、大きな共同墓地です。

少し歩いたところには世界遺産の唐招提寺さんもあります。

巻石にかなり緩み、傾き等見受けられましたので、新しお墓の作業に入る前に、巻石の解体組み直し工事からです。

前の記事では、原状の巻石を解体し、これから組み直そうかというところまでご紹介しました。

というわけで、今回はその続きの基礎作業となります。

石を外したところに、掘り方を行ないます。

 

掘り方というのは、仕上がりの高さから逆算して行なうものです。

今回ですと、写真向かって右奥の区画がきれいですので、そちらを基準の高さとします。

その高さから巻石本体の高さ、ベースの高さなど引いたところまで掘り下げ、平らに整えます。

掘り方が完了しますと、この先は当ブログでいつも取り扱っている工程です。

基礎下を支える杭を打ち込み、クラッシャーを敷いて、鉄筋を施工します。

写真一枚目です。

 

レール状に編み上げた鉄筋は、いつもきれいなもんだと思います。

場合によっては、この上にすぐ延石を据え直していくこともあるのですが、今回は巻石を据えてすぐ、引き続き納骨室も入れてしまいたいところです。

しかし巻石を据えてから改めて納骨室の基礎杭を打つとなると、巻石のセメントが乾かないうちに衝撃を与え、せっかく固定した石が動いてしまうということにもなりかねません。

そうなるとリフォームの意味がなくなってしまうので、この段階で納骨室用の杭も打ち込んでしまいます。

こうしておくと、安心して巻石の作業に入ることができます。


取り外して現場近辺に置いていた巻石を、裏石から順番に据え直していきます。

元々このスペース内に収まっていたものですので、元通りに出来ないはずはない、と思うところですが、周りの巻石も緩んできて互いに押したり押されたりというところがありますので、こちらの現場区画だけ真っ直ぐに戻すとなると、意外とつっかえかけるといったこともあり、復元といっても一筋縄ではまいりません。

しかし易きにだけは流されないよう、きっちりと施工します。

写真二枚目がその様子です。

  

奥の方を見ていただければわかる通り、巻石同士がかみ合う要所には、ステンレスの補強用金具を取り付けます。

これを付けておくとやはり、大きな土圧がかかるところでも、巻石の粘りが違います。

金具はその形状から、L金具とかL板と呼ばれたりします。

近くで見たところが写真三枚目です。

 

石にドリルで穴を開けてアンカーボルトを打ち込み、この金具を取り付けて、その上からナットを締め込むという仕組みです。

L字型はもちろん、角に使うためのものですが、間口や奥行の非常に長い区画で、二本の石を真っ直ぐ接いである場合などは、直線型の平金具を使います。

リフォームと言うからには、ただ元に戻すだけでなく、元以上に強くきれいにしたい、というところですね。

 

さて、巻石の組み直しも大方キリのいい段階まで進んだところで、また記事を改めまして、次は納骨室の話などご報告しようと思います。


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