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ご戒名(法名)の彫り入れ(追加彫刻)についてC

2019/03/04




このところずっとお伝えしている、追加彫刻についてのご説明の続きです。

追加彫刻というのは、新たに仏様になった方のご戒名(法名)を、既存の墓石や霊標に彫り入れる仕事のことですね。

このところ追加彫刻のご依頼を受けることが重なりましたので、ふとご紹介してみたくなりました。

前回の記事では、彫り入れる文字を切り抜いたゴムシートを、対象となる石材に張り付けて準備完了、というところまでご案内しました。

準備された石は、この時点ではたとえば写真一枚目のような風になっているわけです。

 

この写真は完全に新規の石材に彫刻するケースですが、追加彫刻の場合もまったく同様です。

ただそうそう、追加彫刻ですと、石のサイズや置かれている場所次第で、現物を弊社の作業場に引き取ることができない場合があります。

そうなると、字彫りの道具一式を現場に持ち込んで、いわゆる現場彫りをすることになります。

いずれにせよ、文字を切り抜いたゴムシートを石に張り付ける、という点では同様です。

で、いよいよ次に登場しますのが字彫り機です。

写真二枚目がそうです。

洋型の竿石を入れようとしているところですね。

中央に見える箱のような部分が、石を収容するスペースで、左手の紫色の座布団が置かれているところに腰かけて作業することになります。

字彫り機、字彫りの機械、などとそのまんま呼びならわしていますが、すいません、これの正式名称を私は知りません。。

まあ「字彫りの機械」であることは間違いありません(笑)

 

正面には窓が付いていまして、筐体の中を覗けるようになっています。

灰色というかシルバーというか、そんな感じの色の袖のようなものが垂れ下がっているところから、腕を入れます。

腕を入れて、どうやって石を彫るのかというと、ペン先のような形状をしたノズルの先を持ち、そこからエアコンプレッサーで高圧をかけられた特別なカーボンの粉を吹き付けて、石を削っていきます。

ゴムシートを張っているのは、必要以外の場所を傷つけないようにするための養生でもあるわけです。

実際に石を彫ったところが写真三枚目です。

きれいにゴムを残して石が削られています。

ちなみに彫り入れにかかる時間ですが、文字の大きさ、深さなどによって変わり、職人個人のやり方によっても違いが出るそうなので、一概に言えるようなことではないのですが、大まかに言って竿石の正面文字で4〜6時間程度だということです。

これも昔は、非常に細いノミなどを使って手作業で彫っていたわけですから、字彫り機の登場というのは相当な技術革新だったことと思われます。

 

最後に、必要に応じて色入れを行ないます。

正面文字などは色を入れなくてもくっきり見えますが、小さな文字はやはり色を入れた方が読みやすいです。

それまで黒色が入れられているところに、途中から白色に切り替わったりすると変ですので、これも前例踏襲が基本ですね。

色入れの際にもゴムシートが引き続き養生の役に立ってくれます。

色がきれいに入って乾けば、ゴムをすべてはがし、作業場で行なうことはすべて終了です。

最後に、墓所に石を持っていって、元通りに設置すれば追加彫刻の全工程が完成です。

 

結構いろんな段階を踏んでいく仕事だということが、イメージいただけたかな、と思います。

最後にまた記事を改め、お墓の文字彫刻にまつわる豆知識のようなことをいくつか、ご紹介してみるつもりです。


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