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新規建墓工事:法華寺

2018/08/29



今回は新規建墓工事のご紹介です。

お盆前の仕事だったのですが、すっかり季節は残暑となってまいりましたね。


昔はお墓関係の仕事というと、お盆や春秋のお彼岸にわかりやすいピークを描いていたと思うのですが、最近はその辺りの事情も変わってきたようですね。

建墓の時期にこだわらないという方も増えていますし、ご家族ご親戚が集まりやすいという理由で、ゴールデンウィークをメドにというお客さんが多くなっていることも、何度か触れた通りです。

またお盆や秋彼岸については、昨今の猛暑の影響もあるんじゃないでしょうか。

今年の暑さは異常であるにしても、九月半ばを過ぎてもまだ暑いというのが普通のことになりました。

実際お墓の法要のためとはいえ、真夏に野外の墓地で二十分三十分というのは、暑いを通り越して危険になってきていますからね。。

致し方のないことです。

とはいえもちろんお盆に向けての仕事も少なからずあるわけでして、今回ご報告するのもそのうちのひとつです。

京田辺の法華寺さんというお寺さんの墓地にて、和型石塔を建てさせていただきます。

まずは現場をご覧いただきましょう。

写真一枚目のようなところです。

 

寺墓地らしく、整然と区画が並んでいますね。

写真は納骨室の基礎作業で、杭打ちが終わったところです。

ご覧のように巻石は既に設置されている区画ですので、石塔を建てるのがメインの作業ですね。

流れとしてはいつもの通りでして、杭打ちの次はクラッシャーとメッシュ筋を施工し、その上に大谷石の納骨室を据え、さらに石塔を組んでいくことになります。

 

納骨室の上に八寸角の石塔を建てれば、ちょうど区画いっぱいに収まるというサイズです。

これまたいつものことですが、一番下の下台をこの巻石の内側に引っ張り込み、きちんと据えるのが最も大変な作業になります。

ここで組む部材の中で、単純に下台が最も大きく重い石だからです。

下台さえ据わってしまえば、八寸角の上台・竿石などは同じ要領で、より手早く施工できる、というのが通常です。

上台や竿石の位置に、ピンポイントで何か障害があれば別でしょうが、まあ滅多にないことだと思います。

石塔が組み上がれば、草の生えにくい土、玉砂利と施工して作業完了ですね。

写真二枚目が完成したところです。 


きれいに光っていますね。

ちなみにこの石塔の形、京都型と呼ばれるものです。

そう、同じ和型石塔でも、ちょっとした形状や部材の違いによって、幾つかに型分けがなされます。

近畿ですと、この京都型の他に、大阪型と神戸型がメジャーです。

三都物語というわけでもないでしょうが、奈良型がないのが残念です……。

弊社でよく施工し、当ブログに登場することが最も多いのは神戸型になります。

ちょっと比較していただきましょうか。

三枚目の写真が神戸型の石塔です。

 

ひとまず違いがあるのはおわかりいただけるかと思います。

細かく言いますと、京都型では下台の前に供物台があり、供物台の上に水をお供えするための容れ物が置かれています。

上台の前には、ずんぐりと丸みを帯びた香立てが配置されています。

一方神戸型の場合は、下台の前に水鉢があり、水皿の手前に香立てが取り付けられています。

上台の前、水鉢の背後に当たるところに、供物台が来るという格好ですね。

近畿以外の地域も見ていけば、さらに多くの形式があることだと思います。

そんな観点で、ちょっと近くの墓地をめぐってみるなどしてみるのも、面白いかもしれませんね。

 

ともあれ、法華寺さんにての新規建墓工事、これにて完成です。

 


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