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2024-03-16
今回取り上げるのは、ある墓地から別の墓地へ、お墓を移動させるという工事です。
お墓の引っ越し、ということになりますね。
新しいお墓を建てていただくのも嬉しいことなのですが、昔からのお墓を大事にしてくださるというのもありがたいことだと感じます。
本日ご紹介するお墓の引っ越しは、遠方から近隣へとか、あるいはその逆ではなくて、奈良市内の墓地から奈良市内の墓地への近距離の移動です。
具体的に言うと、白毫寺町にある奈良市営東山霊苑から、奈良町の十輪院さんというお寺の境内墓地への移設です。
しかも今回の作業で特徴的なのは、石塔や霊標だけを移設するのではなく、巻石まで古いものを再利用するというところです。
もちろん、十輪院さんに用意されている敷地は、市営墓地のものとは区画の大きさが違いますので、元の巻石をただ運ぶだけでなく、切ったりして寸法を合わせる加工が必要になります。
それでも元の巻石を使われるというのは、SDGsの時代にもふさわしいというか、いいことなのではないかと感じます。
さて工事です。
まずは市営墓地の現場をご案内いたしましょう。
次のような区画です。
9寸角の石塔に霊標、そして巻石は前方に張り出し部分まで作られているという立派な墓所です。
前の墓じまいの記事でもご説明したように、奈良市の市営墓地の場合、墓地使用権を返還するにあたっては、区画を更地にしなければなりませんので、巻石の再利用という事情がなくとも、いずれにせよ巻石までの全撤去作業を行なうことになります。
奈良市営東山霊苑は、奈良市という行政単位ができるよりもずっと前からある古い墓地で、その名の通り奈良市の東縁に広がる山地の端にある墓地です。
そのため、解体搬出についても、あまり整備されていない斜面を上り下りしなければならず、結構大変なのですが泣き言を言っているわけにはまいりません。
事前に魂抜きの法要をしていただき、お骨出しも済ませましたら、いよいよ工事に取り掛かります。
写真は真ん中に立っていた石塔を解体して運び出したところです。
お骨が安置されていた納骨室が残っています。
コンクリで固められていますが、さすがにこれまでは再利用できませんので、壊して撤去します。
区画を取り巻いていた巻石もそれぞれの部材に解体して運び出します。
繰り返しになりますが、これは墓じまいではなくお墓の引っ越しでして、解体した石は処分するのではなく別の場所に建立してまた使うのですから、欠けたりしないように細心の配慮で扱います。
たとえば積み重ねても大丈夫なように、クッション性のある太い紐を要所に掛けたりします。
そうして解体工事が終わり、更地にした区画はきれいに整地します。
立つ鳥跡を濁さず、ですね。
お墓の引っ越しとしては、これで折り返し点ということになるでしょうか。
今度は十輪院さんの境内墓地に舞台が移ることになります。
撤去した巻石をそちらに据え直すことになるわけですが、まずは引っ越し先区画をご覧いただきましょう。
次のようなところです。
一目でわかる更地の状態です。
ここに基礎工事から施していきます。
区画の外周に合わせて土を少し掘り下げ、クラッシャー(砕石)を敷いて、鉄筋をレール状に組みます。
なにか本当に、ミニチュアの線路のように見えますね。
ここに東山霊苑から運び出し、十輪院さんの敷地寸法に合わせて加工した延石を持ってきます。
それらを基礎の上にセメントで据え付けるという段取りになります。
それが次の写真です。
幸いだったのは、正面中央に置かれたくり階段が、こちらの敷地寸法の内側に収まったことです。
こちらの区画の標準的なバランスからすればやや大きめの印象を与えるかとは思いますが、元の部材を削ったりすることなく、またここだけ新しい石で製作することもなく、巻石をすべて移設した材料でまかなえたのがよかったです。
さて、今度は内側の仕上げに移ります。
だいたいの現場では、巻石を据えた内側には土を入れてよく締め、その上に草の生えにくい土を施工して玉砂利を敷く、というのが弊社の標準的な仕方なのですが、十輪院さんの場合は巻石の内側にすべてコンクリを打設するのが基本となります。
巻石の補強にもなりますし、雑草処理もかなり楽になるので、コンクリ仕上げというのもこれはこれでよいかと思います。
奥の方、型枠を組んでスペースを空けている部分は、納骨室になるところですね。
芯よりもやや左に寄っているのは、向かって右側には霊標が置かれるので、石塔を中央には置けないからです。
これだけたっぷりと入れたコンクリがしっかりと乾けば、いよいよこの上に墓石本体を据えていきます。
だんだん作業の終わりが見えてきました。
東山霊苑から持ってきた石塔を、下台から順に置いていきます。
写真は下台の上に上台を据えたところです。
天端に置かれている白い四角形のものは、いつものように地震対策の免震パッドです。
お墓の引っ越しにあたって、今回新たに追加されるものです。
石の上にチョークで矢印が記されているのがわかるかと思いますが、これは墓石の据え直しに際して万が一にも正面がどこになるかを取り違えたりしないための印です。
石塔の前にはこれも元の墓所から持ってきた拝石を固定し、右手には霊標を復元します。
いつもですと、墓所内の仕上げに草の生えにくい土を施工するのですが、先述のように巻石の内側は全面コンクリート打設ですので、今回はそれ以上の雑草対策の必要がありません。
石塔類が据わりましたら、区画内の空きスペースに玉砂利を敷いて、それで作業完了となります。
きれいに仕上がりました。
巻石、石塔、霊標のいずれも元の墓地から引っ越ししてきた石ですので、まるで最初からこうした墓所があったかのような落ち着き、味わいが感じ取れます。
大事にされてきたお墓なのだなと、あらためて感慨が深いですね。
奈良市営東山霊苑から十輪院さんの境内墓地へのお墓の引っ越し、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
また、水・虫の入らない特許構造のお墓「信頼棺®」は、奈良市内では弊社のみが取り扱っております。
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。
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今回取り上げるのは、ある墓地から別の墓地へ、お墓を移動させるという工事です。
お墓の引っ越し、ということになりますね。
新しいお墓を建てていただくのも嬉しいことなのですが、昔からのお墓を大事にしてくださるというのもありがたいことだと感じます。
本日ご紹介するお墓の引っ越しは、遠方から近隣へとか、あるいはその逆ではなくて、奈良市内の墓地から奈良市内の墓地への近距離の移動です。
具体的に言うと、白毫寺町にある奈良市営東山霊苑から、奈良町の十輪院さんというお寺の境内墓地への移設です。
しかも今回の作業で特徴的なのは、石塔や霊標だけを移設するのではなく、巻石まで古いものを再利用するというところです。
もちろん、十輪院さんに用意されている敷地は、市営墓地のものとは区画の大きさが違いますので、元の巻石をただ運ぶだけでなく、切ったりして寸法を合わせる加工が必要になります。
それでも元の巻石を使われるというのは、SDGsの時代にもふさわしいというか、いいことなのではないかと感じます。
さて工事です。
まずは市営墓地の現場をご案内いたしましょう。
次のような区画です。
9寸角の石塔に霊標、そして巻石は前方に張り出し部分まで作られているという立派な墓所です。
前の墓じまいの記事でもご説明したように、奈良市の市営墓地の場合、墓地使用権を返還するにあたっては、区画を更地にしなければなりませんので、巻石の再利用という事情がなくとも、いずれにせよ巻石までの全撤去作業を行なうことになります。
奈良市営東山霊苑は、奈良市という行政単位ができるよりもずっと前からある古い墓地で、その名の通り奈良市の東縁に広がる山地の端にある墓地です。
そのため、解体搬出についても、あまり整備されていない斜面を上り下りしなければならず、結構大変なのですが泣き言を言っているわけにはまいりません。
事前に魂抜きの法要をしていただき、お骨出しも済ませましたら、いよいよ工事に取り掛かります。
写真は真ん中に立っていた石塔を解体して運び出したところです。
お骨が安置されていた納骨室が残っています。
コンクリで固められていますが、さすがにこれまでは再利用できませんので、壊して撤去します。
区画を取り巻いていた巻石もそれぞれの部材に解体して運び出します。
繰り返しになりますが、これは墓じまいではなくお墓の引っ越しでして、解体した石は処分するのではなく別の場所に建立してまた使うのですから、欠けたりしないように細心の配慮で扱います。
たとえば積み重ねても大丈夫なように、クッション性のある太い紐を要所に掛けたりします。
そうして解体工事が終わり、更地にした区画はきれいに整地します。
立つ鳥跡を濁さず、ですね。
お墓の引っ越しとしては、これで折り返し点ということになるでしょうか。
今度は十輪院さんの境内墓地に舞台が移ることになります。
撤去した巻石をそちらに据え直すことになるわけですが、まずは引っ越し先区画をご覧いただきましょう。
次のようなところです。
一目でわかる更地の状態です。
ここに基礎工事から施していきます。
区画の外周に合わせて土を少し掘り下げ、クラッシャー(砕石)を敷いて、鉄筋をレール状に組みます。
なにか本当に、ミニチュアの線路のように見えますね。
ここに東山霊苑から運び出し、十輪院さんの敷地寸法に合わせて加工した延石を持ってきます。
それらを基礎の上にセメントで据え付けるという段取りになります。
それが次の写真です。
幸いだったのは、正面中央に置かれたくり階段が、こちらの敷地寸法の内側に収まったことです。
こちらの区画の標準的なバランスからすればやや大きめの印象を与えるかとは思いますが、元の部材を削ったりすることなく、またここだけ新しい石で製作することもなく、巻石をすべて移設した材料でまかなえたのがよかったです。
さて、今度は内側の仕上げに移ります。
だいたいの現場では、巻石を据えた内側には土を入れてよく締め、その上に草の生えにくい土を施工して玉砂利を敷く、というのが弊社の標準的な仕方なのですが、十輪院さんの場合は巻石の内側にすべてコンクリを打設するのが基本となります。
巻石の補強にもなりますし、雑草処理もかなり楽になるので、コンクリ仕上げというのもこれはこれでよいかと思います。
奥の方、型枠を組んでスペースを空けている部分は、納骨室になるところですね。
芯よりもやや左に寄っているのは、向かって右側には霊標が置かれるので、石塔を中央には置けないからです。
これだけたっぷりと入れたコンクリがしっかりと乾けば、いよいよこの上に墓石本体を据えていきます。
だんだん作業の終わりが見えてきました。
東山霊苑から持ってきた石塔を、下台から順に置いていきます。
写真は下台の上に上台を据えたところです。
天端に置かれている白い四角形のものは、いつものように地震対策の免震パッドです。
お墓の引っ越しにあたって、今回新たに追加されるものです。
石の上にチョークで矢印が記されているのがわかるかと思いますが、これは墓石の据え直しに際して万が一にも正面がどこになるかを取り違えたりしないための印です。
石塔の前にはこれも元の墓所から持ってきた拝石を固定し、右手には霊標を復元します。
いつもですと、墓所内の仕上げに草の生えにくい土を施工するのですが、先述のように巻石の内側は全面コンクリート打設ですので、今回はそれ以上の雑草対策の必要がありません。
石塔類が据わりましたら、区画内の空きスペースに玉砂利を敷いて、それで作業完了となります。
きれいに仕上がりました。
巻石、石塔、霊標のいずれも元の墓地から引っ越ししてきた石ですので、まるで最初からこうした墓所があったかのような落ち着き、味わいが感じ取れます。
大事にされてきたお墓なのだなと、あらためて感慨が深いですね。
奈良市営東山霊苑から十輪院さんの境内墓地へのお墓の引っ越し、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
また、水・虫の入らない特許構造のお墓「信頼棺®」は、奈良市内では弊社のみが取り扱っております。
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。