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2023-07-12
今回ご紹介する施工事例は、タイトルそのままで新しい墓石を建立させていただく工事となります。
新規建墓工事ですね。
ありがたいことです。
現場となる墓地は、奈良市中町に位置します霊山寺東光院大霊園。
霊山寺は、春から初夏にかけて見頃を迎えるバラ園でも有名なところです。
霊園は車で回れる外周道路が付いているくらい大規模なところで、入口から敷地全体を見晴らすと迫力を感じるほどの広さです。
今回は既に巻石が設置されている区画での工事ですので、リフォームなどは伴わない純粋な新規建立工事となります。
では早速、現場となる区画をご案内してまいりましょう。
写真は区画を後ろから手前に向かって眺めたところです。
判読しづらいかもしれませんが、中央のボードには「除草」と書かれています。
本格的な工事に入る前の段階ですね。
お墓が立っていない区画の土には、どうしても雑草が生えてきやすくなります。
工事を行なったのは6月でしたが、頻繁にお手入れがなされている場合でも、特に春から夏場のこの時期は、雑草が芽を出すとすぐに伸びてしまいますので。
そこでこの時期のお墓工事では、建てたりリフォームしたりする前にまず草取り、ということが多くなります。
そして区画の表がきれいになりましたら、新規建立工事の準備に入ります。
といってもいきなり石塔の本体を置く、ということにはなりません。
石塔の本体を建てる前に、まずはその下、基礎と納骨室の作業があります。
お墓の地下の、ご遺骨を納める部分を作るというわけです。
段取りはいつもの通りなのですが、あらためてご紹介いたしますと、最初に床掘りと言いまして納骨室の入る部分に穴を掘ります。
穴が掘れましたら、そこを平坦に均しまして、クラッシャー(砕石)を敷き、軽く転圧をかけます。
さらにその上にメッシュ筋を施工します。
今回建てるのは芝台付の墓石ですので、納骨室用の掘り方もやや大きめです。
中央を空けているのは、全面にコンクリを打ってしまうとお骨が土に還りにくくなるので、自然の地盤とつながっている部分を残して、少しでもお骨が土に還りやすくするためです。
さて、メッシュ筋の上に大谷石の納骨室をセメントで据え付けます。
お骨を置くスペースとしては少し深さが足りないという印象をお持ちになるかもしれませんが、今回はこの上に置かれる芝台の内側も納骨スペースを兼ねることになりますので、大谷石の使い方としてはこれで十分なのです。
中央にはきれいな砂が敷かれており、この下が前述の地盤にそのままつながっているわけです。
ここまで来ますと、次はいよいよ墓石本体の作業ということになります。
大谷石の上に芝台という最下段の台石を組んでいきます。
現代の和型石塔というのは、竿石・上台・下台の三段で一式というのが標準なのですが、近年は下台の下にさらにもう一段の台を追加することが増えています。
これが芝台と呼ばれる部分で、写真のように普通は一個ものの石ではなく四ツ石を組んで作ります。
複数部材を使いますので、それぞれが外れたりしにくいように、内側の要所でステンレスの補強金具で留めてあるのがおわかりになるかと存じます。
芝台の内側が納骨スペースを兼ねる、ということを申し上げましたが、上の写真をご覧いただくとその点もご納得いただけるかと思います。
芝台の上四か所に乗っている鍵型の白いものは、免震パッドです。
お墓の地震対策として、昨今主流になっているものです。
この上に下台が乗りまして、さらに下台と上台の間、上台と竿石の間にも免震パッドが挟まれます。
芝台の前には拝石が二枚置かれます。
拝石というのは読んで字の如しですが、その上に乗ってお墓を拝むための敷石です。
区画の正面から墓石本体まで距離がある場合に置かれることが多いですね。
少し土を掘り下げたところにクラッシャー(砕石)を敷いてメッシュ筋を置き、基礎とします。
この上に縁取り付きの拝石が据えられます。
なお、磨いた石というのは濡れると非常に滑りやすいので、拝石の縁取り以外の中央部分は滑り止め加工がなされています。
さて、墓石本体と拝石といった石の据付が一段落しますと、あとは仕上げ作業を残すばかりとなります。
区画内の普通の土が見えている部分に、これもお馴染みの草の生えにくい土を敷きます。
施工すると硬くなって、雑草が100%ではありませんが生えにくくなるというものです。
ご覧のように遠くからの見た目では、普通の土とほとんど区別がつきません。
定期的にお墓参りに行っていただけるなら、草むしりの手間はかなり省けるはずです。
特に夏場、お墓によく草が生えてお困りという方にはにはお勧めしたい施工ですね。
土の上の水が引きましたら、最後に玉砂利を敷いて作業完了となります。
きれいな芝台付の石塔が姿を見せました。
黒い玉砂利も墓所を引き締めてくれています。
二枚の拝石の白さとのコントラストも印象的です。
霊山寺東光院大霊園での新しい墓石の建立工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
お気軽にご連絡ください。
右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。
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今回ご紹介する施工事例は、タイトルそのままで新しい墓石を建立させていただく工事となります。
新規建墓工事ですね。
ありがたいことです。
現場となる墓地は、奈良市中町に位置します霊山寺東光院大霊園。
霊山寺は、春から初夏にかけて見頃を迎えるバラ園でも有名なところです。
霊園は車で回れる外周道路が付いているくらい大規模なところで、入口から敷地全体を見晴らすと迫力を感じるほどの広さです。
今回は既に巻石が設置されている区画での工事ですので、リフォームなどは伴わない純粋な新規建立工事となります。
では早速、現場となる区画をご案内してまいりましょう。
写真は区画を後ろから手前に向かって眺めたところです。
判読しづらいかもしれませんが、中央のボードには「除草」と書かれています。
本格的な工事に入る前の段階ですね。
お墓が立っていない区画の土には、どうしても雑草が生えてきやすくなります。
工事を行なったのは6月でしたが、頻繁にお手入れがなされている場合でも、特に春から夏場のこの時期は、雑草が芽を出すとすぐに伸びてしまいますので。
そこでこの時期のお墓工事では、建てたりリフォームしたりする前にまず草取り、ということが多くなります。
そして区画の表がきれいになりましたら、新規建立工事の準備に入ります。
といってもいきなり石塔の本体を置く、ということにはなりません。
石塔の本体を建てる前に、まずはその下、基礎と納骨室の作業があります。
お墓の地下の、ご遺骨を納める部分を作るというわけです。
段取りはいつもの通りなのですが、あらためてご紹介いたしますと、最初に床掘りと言いまして納骨室の入る部分に穴を掘ります。
穴が掘れましたら、そこを平坦に均しまして、クラッシャー(砕石)を敷き、軽く転圧をかけます。
さらにその上にメッシュ筋を施工します。
今回建てるのは芝台付の墓石ですので、納骨室用の掘り方もやや大きめです。
中央を空けているのは、全面にコンクリを打ってしまうとお骨が土に還りにくくなるので、自然の地盤とつながっている部分を残して、少しでもお骨が土に還りやすくするためです。
さて、メッシュ筋の上に大谷石の納骨室をセメントで据え付けます。
お骨を置くスペースとしては少し深さが足りないという印象をお持ちになるかもしれませんが、今回はこの上に置かれる芝台の内側も納骨スペースを兼ねることになりますので、大谷石の使い方としてはこれで十分なのです。
中央にはきれいな砂が敷かれており、この下が前述の地盤にそのままつながっているわけです。
ここまで来ますと、次はいよいよ墓石本体の作業ということになります。
大谷石の上に芝台という最下段の台石を組んでいきます。
現代の和型石塔というのは、竿石・上台・下台の三段で一式というのが標準なのですが、近年は下台の下にさらにもう一段の台を追加することが増えています。
これが芝台と呼ばれる部分で、写真のように普通は一個ものの石ではなく四ツ石を組んで作ります。
複数部材を使いますので、それぞれが外れたりしにくいように、内側の要所でステンレスの補強金具で留めてあるのがおわかりになるかと存じます。
芝台の内側が納骨スペースを兼ねる、ということを申し上げましたが、上の写真をご覧いただくとその点もご納得いただけるかと思います。
芝台の上四か所に乗っている鍵型の白いものは、免震パッドです。
お墓の地震対策として、昨今主流になっているものです。
この上に下台が乗りまして、さらに下台と上台の間、上台と竿石の間にも免震パッドが挟まれます。
芝台の前には拝石が二枚置かれます。
拝石というのは読んで字の如しですが、その上に乗ってお墓を拝むための敷石です。
区画の正面から墓石本体まで距離がある場合に置かれることが多いですね。
少し土を掘り下げたところにクラッシャー(砕石)を敷いてメッシュ筋を置き、基礎とします。
この上に縁取り付きの拝石が据えられます。
なお、磨いた石というのは濡れると非常に滑りやすいので、拝石の縁取り以外の中央部分は滑り止め加工がなされています。
さて、墓石本体と拝石といった石の据付が一段落しますと、あとは仕上げ作業を残すばかりとなります。
区画内の普通の土が見えている部分に、これもお馴染みの草の生えにくい土を敷きます。
施工すると硬くなって、雑草が100%ではありませんが生えにくくなるというものです。
ご覧のように遠くからの見た目では、普通の土とほとんど区別がつきません。
定期的にお墓参りに行っていただけるなら、草むしりの手間はかなり省けるはずです。
特に夏場、お墓によく草が生えてお困りという方にはにはお勧めしたい施工ですね。
土の上の水が引きましたら、最後に玉砂利を敷いて作業完了となります。
きれいな芝台付の石塔が姿を見せました。
黒い玉砂利も墓所を引き締めてくれています。
二枚の拝石の白さとのコントラストも印象的です。
霊山寺東光院大霊園での新しい墓石の建立工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
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