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2023-04-10
今回ご紹介する工事は、表題にございます通りのものです。
元からの巻石が設置されている墓所でして、ただそれが傾いたり歪んだりしている状態ですので、一旦解体して組み直します。
それからその区画の中に新しい和型石塔を建てさせていただく、ということになります。
巻石のリフォーム工事を伴う新規建墓工事というわけですね。
ありがたいことです。
場所は弊社がよくお世話になる、佐紀新墓という墓地です。
奈良市の世界遺産・平城宮跡から少し北に入った佐紀町に位置する共同墓地です。
弊社からは車で15~20分といった距離でしょうか。
では早速現場をご案内しましょう。
次のような区画です。
石塔が立っておらず、緑色の野立ての花立が二本、土に刺さっている区画がそうです。
向かって右側が道路に沿って斜めになっている、変則的な形の敷地ですね。
並びの端にある区画では、こういう形もたまに見られます。
これを一旦解体しまして、基礎からやり直し、元のままきれいに傾きを抜いて据え直し、その内側に新しい石塔を建立するわけです。
まずは巻石の解体というところですが、その前にお墓の下を掘ります。
緑の花立が置かれた背後、お墓の土が平らではなく、土饅頭のように盛り上がっているのがおわかりになるでしょうか。
随分以前に水子さんを供養なさったということで、おそらくお骨などは土に還っていることでしょうが、土饅頭の下を掘って土を採っておきます。
お骨の代わりにお墓の下にお納めすることになります。
こうしておいてから、巻石の解体に取り掛かっていきます。
隣の墓所がありますので、そちらに石をぶつけたりなどしないよう気を付けながら、延石を一本一本慎重に外していきます。
区画を一旦更地にするという形ですね。
で、無事に解体作業が終わりますと、今度は同じ石を据え直すために基礎の作業に入っていきます。
まずは足元を支えるための杭を地面に打ち込みます。
それからクラッシャー(砕石)を敷き、土を落ち着かせるために簡単に転圧をかけまして、その上に鉄筋をレール状に組みます。
そしてその上にセメントで延石を据え直していきます。
次の写真は鉄筋組みを終えたところです。
あわせまして、納骨室を据え付けます。
墓所の入口の方が狭い変則型の区画というのは、先に申し上げた通りでして、また石塔の横には霊標も立ちますので、石塔は区画の正面よりやや向かって左寄りになります。
納骨室を据えたところが次の写真です。
左寄りというか、ほぼ左の延石に接しているくらいですね。
納骨室の中に入れられているのは、最初に土饅頭から採らせていただいた土です。
これで新しい石塔を建てる準備はほぼ完了です。
ですので次は墓石本体を建立するという段取りに入っていくことになりますが、その前にもう少し進めておく作業があります。
写真は、納骨室を据えた後で区画内に新しい土を入れたところです。
向かって左の奥に納骨室の一部が見えています。
墓石に手前に伸びるこの細長いスペースには、拝石が三枚敷かれます。
拝石というのはその名の通り、その上に乗ってお墓を拝むための敷石です。
玉砂利というのは踏むと沈み込むものですので、広い敷地の前面に砂利を敷いてしまうと、お参りがしにくかったりするわけですね。
そのために拝石というものが必要になります。
今度の写真は、拝石を据え付けたところです。
土の上にクラッシャー(砕石)とメッシュ筋を敷いた上に、セメントで板石を固定します。
磨いた石というのは、濡れると滑りやすくて危険になりかねませんので、拝石は縁取りの内側に滑り止め加工がなされています。
土の上に白っぽく粒子の細かい砂のようなものが敷かれているのは、雑草対策として施工される草の生えにくい土です。
写真の状態では乾いていますが、これにたっぷりの水を含ませて締めると堅くなり、雑草が簡単に根を下ろせないようになります。
石塔を建てる際は、台石の間に上の写真のような免震パッドを挟みます。
お墓の地震対策というのも標準的な施工になりつつありますね。
標準的な和型石塔の場合、下台/上台の間と上台/竿石の間に使います。
芝台が付く場合は、さらに芝台/下台の間に挟まれます。
こうして石塔を建立し、草の生えにくい土を施工し、仕上げに玉砂利を敷きますと作業完了となります。
リフォームされた巻石の内側に、きれいな石塔が姿を現わしました。
向かって右側には霊標も立っています。
和型石塔のシルエットはやはり美しいですし、新しい三枚の拝石も清新な感じを演出してくれています。
佐紀新墓での巻石リフォーム工事および新規建墓工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
お気軽にお問い合わせください。
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今回ご紹介する工事は、表題にございます通りのものです。
元からの巻石が設置されている墓所でして、ただそれが傾いたり歪んだりしている状態ですので、一旦解体して組み直します。
それからその区画の中に新しい和型石塔を建てさせていただく、ということになります。
巻石のリフォーム工事を伴う新規建墓工事というわけですね。
ありがたいことです。
場所は弊社がよくお世話になる、佐紀新墓という墓地です。
奈良市の世界遺産・平城宮跡から少し北に入った佐紀町に位置する共同墓地です。
弊社からは車で15~20分といった距離でしょうか。
では早速現場をご案内しましょう。
次のような区画です。
石塔が立っておらず、緑色の野立ての花立が二本、土に刺さっている区画がそうです。
向かって右側が道路に沿って斜めになっている、変則的な形の敷地ですね。
並びの端にある区画では、こういう形もたまに見られます。
これを一旦解体しまして、基礎からやり直し、元のままきれいに傾きを抜いて据え直し、その内側に新しい石塔を建立するわけです。
まずは巻石の解体というところですが、その前にお墓の下を掘ります。
緑の花立が置かれた背後、お墓の土が平らではなく、土饅頭のように盛り上がっているのがおわかりになるでしょうか。
随分以前に水子さんを供養なさったということで、おそらくお骨などは土に還っていることでしょうが、土饅頭の下を掘って土を採っておきます。
お骨の代わりにお墓の下にお納めすることになります。
こうしておいてから、巻石の解体に取り掛かっていきます。
隣の墓所がありますので、そちらに石をぶつけたりなどしないよう気を付けながら、延石を一本一本慎重に外していきます。
区画を一旦更地にするという形ですね。
で、無事に解体作業が終わりますと、今度は同じ石を据え直すために基礎の作業に入っていきます。
まずは足元を支えるための杭を地面に打ち込みます。
それからクラッシャー(砕石)を敷き、土を落ち着かせるために簡単に転圧をかけまして、その上に鉄筋をレール状に組みます。
そしてその上にセメントで延石を据え直していきます。
次の写真は鉄筋組みを終えたところです。
あわせまして、納骨室を据え付けます。
墓所の入口の方が狭い変則型の区画というのは、先に申し上げた通りでして、また石塔の横には霊標も立ちますので、石塔は区画の正面よりやや向かって左寄りになります。
納骨室を据えたところが次の写真です。
左寄りというか、ほぼ左の延石に接しているくらいですね。
納骨室の中に入れられているのは、最初に土饅頭から採らせていただいた土です。
これで新しい石塔を建てる準備はほぼ完了です。
ですので次は墓石本体を建立するという段取りに入っていくことになりますが、その前にもう少し進めておく作業があります。
写真は、納骨室を据えた後で区画内に新しい土を入れたところです。
向かって左の奥に納骨室の一部が見えています。
墓石に手前に伸びるこの細長いスペースには、拝石が三枚敷かれます。
拝石というのはその名の通り、その上に乗ってお墓を拝むための敷石です。
玉砂利というのは踏むと沈み込むものですので、広い敷地の前面に砂利を敷いてしまうと、お参りがしにくかったりするわけですね。
そのために拝石というものが必要になります。
今度の写真は、拝石を据え付けたところです。
土の上にクラッシャー(砕石)とメッシュ筋を敷いた上に、セメントで板石を固定します。
磨いた石というのは、濡れると滑りやすくて危険になりかねませんので、拝石は縁取りの内側に滑り止め加工がなされています。
土の上に白っぽく粒子の細かい砂のようなものが敷かれているのは、雑草対策として施工される草の生えにくい土です。
写真の状態では乾いていますが、これにたっぷりの水を含ませて締めると堅くなり、雑草が簡単に根を下ろせないようになります。
石塔を建てる際は、台石の間に上の写真のような免震パッドを挟みます。
お墓の地震対策というのも標準的な施工になりつつありますね。
標準的な和型石塔の場合、下台/上台の間と上台/竿石の間に使います。
芝台が付く場合は、さらに芝台/下台の間に挟まれます。
こうして石塔を建立し、草の生えにくい土を施工し、仕上げに玉砂利を敷きますと作業完了となります。
リフォームされた巻石の内側に、きれいな石塔が姿を現わしました。
向かって右側には霊標も立っています。
和型石塔のシルエットはやはり美しいですし、新しい三枚の拝石も清新な感じを演出してくれています。
佐紀新墓での巻石リフォーム工事および新規建墓工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
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