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新規墓所工事C完成:五条西山共同墓地
2021/10/22
このところずっとご報告してきた工事の続きです。
お馴染み五条西山共同墓地にて、新しいお墓を作っています。
元々の巻石があった区画なのですが、既存の巻石を解体撤去し、新しい巻石を据え付けた上に、新しい石塔および霊標を建てさせてただくという、すべてが新規施工の現場です。
ありがたいことです。
前回の記事では、完成した巻石の内側に納骨室を入れ、石塔の芝台を据え付けた、というところまでご報告しておりました。
今回は石塔本体の続き、また霊標を含めた仕上げ作業を行なって、完成までお伝えいたします。
まずは石塔ですが、芝台の上に下台、上台と順に載せていきます。
写真一枚目に写っているのは、下台の天端です。
この上に上台が据えられます。
天端の四隅に見えるものは、これもしばしばご紹介している免震パッドですね。
地震対策として、新しいお墓を建てる際には、ほとんど標準的にご提案しております。
新しいお墓の場合だけでなく、昔から立っているお墓にも、リフォームとして免震施工を追加することができますので、ご興味の向きはお気軽にご相談くださいませ。
さて、石塔を組めば出来上がりというわけではありません。
霊標に加え、今回は奥行きが長い区画ですので、くり階段と石塔の間に拝石を三枚置きます。
拝石というのは、その名の通り、その上に乗ってお墓を拝むための石、ということです。
墓所区画内に置かれる敷石のことですね。
据え付けたところをご覧になるのがわかりやすいのですが、その前にこれもまず基礎です。
土を少し掘り下げたところにクラッシャー(砕石)を敷き、メッシュ筋を置きます。
距離が近いので、霊標の分とまとめて施工します。
写真二枚目、向かって右側にメッシュ筋が独立している分が、霊標の置かれるところです。
この上に拝石を、霊標については霊標台の板石をセメントで固定するわけです。
あわせまして、墓所内の雑草対策を行ないます。
いわゆる草の生えにくい土というものを使います。
転圧をかけて水で締めると、堅く引き締まって雑草などが根を下ろしにくくなるというものです。
とりわけ夏場の雑草対策は重要ですね。
草の生えにくい土は、一見したところは普通の土にしか見えないというものなのですが、触ると非常に堅く、雑草を寄せ付けにくくなっていることがわかります。
また、堅いと言っても水は通すところもポイントです。
草の生えにくい土とはいえ、完全に雑草を排除できるというものではないのですが、お墓参りの際の墓所のお手入れは格段に楽になります。
最後に、玉砂利を敷いて仕上げとなります。
写真三枚目、きれいな新しい墓所が姿を見せました。
巻石から石塔、霊標に至るまですべてが新規施工です。
芝台付の和型石塔がスマートで美しいですね。
五条西山共同墓地での新しい墓石および巻石の工事、これにて完成です。