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お墓の基礎知識〜和型石塔について

2016/01/15



今年はお墓に関する基本的なことをお伝えしていくということも、当ホームページを利用してやっていきたいと思っております。

題して「お墓の基礎知識」!
第一回となる本日は、日本のお墓のスタンダードとも言える和型石塔について解説してみたいと思います。

そもそもですが、お墓というものは大きく二つの部分、石塔と巻石とに分かれます。
石塔というのは、墓石と聞いて多くの方がごく普通に想像されるであろう、お墓の本体部分です。
巻石というのは、外柵とも呼びますが、石塔を乗せる土台部分、枠組みを囲った石のことですね。
古い墓地なんかですと、巻石のない石塔だけのお墓というのもたまに見られますが、最近のものではまずないと思います。

和型石塔というのは、上に掲載した写真にある通りの形をしたものです。
真ん中の写真をご覧になっていただければわかるように、上から竿石、上台、下台となっているのが基本形で、「和型三段」などとも呼んだりします。
ご先祖様の魂の依り代ともなる竿石が最も大事な部分であるわけですが、このような形になっているのは、中世の板碑が原型だとか、お位牌の形を模したものだとか、さまざまな説があるようです。
下台の中央が刳り抜かれているのは、納骨穴です。
普段は水鉢を前に置いて隠していますが、法要など執り行って新たにお骨を安置する際は、水鉢を動かし、袋に移しかえたお骨をこの穴から入れて、石塔下のカロート(納骨室)にお納めするのが関西では一般的です。
東京などでは台石からではなく、石塔の前に拝石と呼ばれる板石を置き、それをめくって壷のまま地下に納骨する形式が多いようです。

さて、竿石を筆頭に上台、下台で構成される三段墓が和型石塔の中心なのですが、普通はこれにいくつかの付属品がつきます。
右側の写真をご覧ください。
まず下台の前に水鉢が置かれます。仏様に水を手向けるためのものですね。先ほども申しましたが、この裏に納骨穴が穿たれているのが、関西でよくあるスタイルです。水皿の前にある湯呑のようなものは線香立てです。
次いでその両側に花立を置きます。花をこまめに替えて差し上げると、石塔が映えますし、何より仏様がきっとお喜びになると思います。
切り出し水鉢といって、水鉢と花立が一体化した形のものもあります。完全に手仕事だった時代の職人は、一個の石からこの切り出し水鉢をうまく削り出せてはじめて一人前と言われたそうです。
それから水鉢の後ろにあるのが供物台です。ちょっとしたお供え物などを置くためのものですね。

こういった付属品なども含んで、和型石塔のワンセットとなります。
ちなみにここでご紹介した分は、一般に神戸型と呼ばれているスタイルになります。
弊社が最もよく扱うのはこの神戸型ですが、他にも供物台と水鉢を一つにした大阪型や、供物台と水鉢の位置を入れ替えた京都型などが関西では見られます。

最後に、和型三段の下にさらにもう一段、芝台と呼ばれる台石をつけることがあります。
これは石塔の土台となると同時に、納骨スペースともなる部分です。
墓所の敷地の広さにもよりますし、どうしても必要というものではありませんが、芝台をつけていただくと石塔全体が引き締まり、豪奢な感じを打ち出せると思います。

さて、以上がザ・日本のお墓ともいうべき和型三段墓の概要です。
こうした各部の名称や役割をご理解いただいた上で、墓地なり石屋なりに足を運んでくだされば、お墓についてまた新しい見方、発見等があるのではないかと思うとこであり、お客様にとって何かの参考になれば幸いです。


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