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ローソク立て風防と線香立て:鹿畑墓地
2018/02/03



先日はまた、ちょっとした仕事をこなしてまいりました。
ローソク立ての風防の取り替えと、新しいステンレスの線香立ての設置です。
どういうことかはおいおいご説明してまいりますね。
まず現場ですが、奈良市と隣接する生駒市の鹿畑という地区の墓地です。
国道163号線から少し山に入って、急な斜面を上っていったところにある墓地になりますね。
鹿畑自体は古くからある町なのですが、すぐ近くには奈良先端科学技術大学をはじめとする学研都市が開発され、新旧入り混じった面白い地域です。
さて現場ですが、写真一枚目のような墓所です。
以前に弊社で建てさせていただいたお墓ですが、立派な石塔と霊標が並んでいますね。
何が問題なのかと言いますと、石塔のやや手前両脇に、石でできたローソク立てが一対で立っているのがおわかりになるでしょうか。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、そのローソク立ての向かって左側の方、プラスチック製の風防がなくなっているんですね。
それともうひとつ、石塔正面の水鉢の上部、左右の花立に挟まれた部分ですが、そこに湯呑のような形の出っ張りがあるのをご覧いただけるかと思います。
これが線香立てでして、本来はそこにステンレスの部品を付けて使うところ、今回はそのステンレスの線香立てもなくなっているので、新しいのを持ってきてほしいというご要望でした。
ステンレスの小さな線香立てが消えた、というのはわりとよく寄せられるご相談ですね。
これ、カラスが取っていくんですよ、
カラスはやっぱり光るものが好きなようでして。
で、線香立てというのは、すぐに外して洗えるように、石に固定などしないのが普通なので、ひょいとくわえていくみたいです。
最近ですと、底部を重くして、カラスが簡単に持ち去れないようにしたものもあるんですが、古いものですと対応できません。。
ローソク立ての風防の方は、はっきりしませんが、イタズラでなければカラスかもしくは小動物の仕業としか思えません。
経年劣化で破損して、風にさらわれたということも、考えられないではありませんが、もう片方の風防はしっかりしていましたからねえ。
ちなみにどのようなものかは写真二枚目をご覧ください。
このタイプの風防は、石に開けた穴に引っかけるだけのタイプです。
最近ですと、石の本体と一体化して、バネ式で開閉できるようになっているものもあるのですが、やはり古いものですと単純な仕組みになります。
在庫があるかどうかだけ心配でしたが、会社を探してみると、意外と数多く残っていました。
それだけ、一時期はこのタイプのローソク立てが多かったという傍証にもなるでしょうか。
で、あらためて墓地に伺いまして、新しいものを付けたところが写真三枚目になります。
ちょうどお参りもされていましたので、瑞々しいお花やお供え物ともあいまって、お墓が一気に華やいだような気がします。
また不自由なくお線香を上げていただき、ローソクを灯してもらえたらな、と思います。
鹿畑墓地でのローソク立て風防とステンレス線香立ての設置作業、これにて完了です。
