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十津川村からお墓の引っ越し@
2017/12/21



本日は久々に施工事例についてご紹介したいと思います。
お墓の移転というお仕事ですね。
最近は田舎の墓地から町なかの墓地へ、お墓を移すということをなさる方が増えております。
いわゆるお墓の引っ越しというやつです。
弊社のみならず、いろんな石材店のホームページなどでも、お墓の移転事例が紹介されています。
家自体が引っ越しして、田舎のお墓を守る人がいなくなった、というケースが多いように思われます。
昨今の墓じまいとも関わりの深い現象ですね。
さて今回は、タイトルにもあります通り、十津川村から奈良市内の奈良中央墓園という霊園へ、石塔を移転させるという作業になります。
十津川村と言いますと、ご存知の方も多いと思いますが、奈良県の最南端に位置し、三重県熊野市や和歌山県新宮市とも境を接する、日本最大の村ですね。
南北朝時代には南朝方についたことでも有名ですが、昔から独立独歩の勤皇の地域としても知られているところです。
また、平成23年の台風12号の際には、大きな被害を出した被災地ともなりました。
「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部をなす、世界遺産の地でもあります。
奈良市内から十津川村に向かうとなりますと、車で4時間くらいはかかるというイメージがあったのですが、最近では京奈和道の整備が進んだこともあり、そこまでの時間はかからず、想像していたよりは近いという印象でした。
途中の道は、今でもしばしば通行止めがあるようなところですが、新しいバイパス道が完成間近になっていたり、復興と道路整備の様子も見受けられました。
紀伊山地の自然に囲まれ、景観はとにかく素晴らしいところでした。
現場ですが、観光名所でもある谷瀬の吊り橋にほど近い、山あいの墓地です。
墓地前の駐車場から見渡す景色は、写真一枚目のような感じです。
墓地から国道へ引き返す方向で五分あまり歩くと、すぐ吊り橋に出ます。
これまたなかなかの壮観で、観光名所となるのもうなずけます。
写真二枚目、三枚目がその様子ですね。
これを見るためだけでも、たしかに来る価値はあると思わされました。
で、せっかく来たのですから、私、休憩時間を利用してこの橋を往復してまいりました。
観光名所とはいっても、観光施設ではなく生活施設ですので、料金などはかかりません。
1954年の完成以来、1994年までは歩道吊り橋として日本一の長さを誇っていたというだけあって、実際に渡ってみると外から眺める以上の迫力でした。
強度の点から、一度に渡れるのは二十人までということだそうですが、足を踏み入れるとこれが思いのほか揺れます。
構造的にそうそう危険なことはないだろうと、頭ではわかっているのですが、高所恐怖症の方なんかはまったく無理だと思います。
しかし地元の方や郵便屋さんなんかは、原付でこれを渡るそうですからすごいですね。
ともあれいい体験をさせてもらいました。
なにか、十津川村観光案内のような内容で長くなり過ぎましたね。。
本題のお墓移転工事につきましては、記事をあらためてお伝えしたいと思います。
