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関西エンディング産業展に行ってきました
2017/11/22

早くも先々週のことになりますが、11月8〜10日の三日にわたって、「関西エンディング産業展」というイベントが開催され、わたしもそれに行ってまいりました。
エンディングノートというものが少し前に話題になりましたが、エンディングというのはひと口に言うと、人生の締めくくりをどうするか、ということですね。
用語としては1990年代から使われているようです。
そんなエンディングにまつわる諸産業の展示会というわけで、もちろんお墓や墓石といったものも無縁ではなく、情報収集やご挨拶も兼ねて見学させてもらったわけです。
会場は大阪南港の近く、咲洲にあるインテックス大阪でした。
ゲート前には写真のように案内が出ております。
ちなみに写真一番上、同時開催の「ウエルネスライフEXPO」というのは、ちょっと覗いてみましたが、われわれの業界とはほぼ無縁の健康設備や健康食品などのイベントでした。
健康、というのも現代の一大産業部門ですね、ほんと。
さてエンディング産業展ですが、ちょっと前に東京の方で最初の催しがあり、今回が関西初進出となるはずです。
これに関わる業界となると、われわれのような墓石・霊園業界、あるいは葬儀業界、宗教界、それらに付帯するいろいろな道具やITの業界、さらに近年では終活相談に携わるような業界、といろいろあるわけですね。
墓石産業は縮小気味、という近年の傾向を反映してか、メインは葬儀関係という印象を受けました。
会場メイン入り口を入ったところには、自動車会社さんが最新の霊柩車をバーンと数台展示しておられました。
葬儀業界もこのところ、直葬や家族葬をはじめとするお葬式自体の簡素化、あるいはイオンを筆頭とした大手企業の参入など、激変のさなかにある業界だと思いますが、そんな中でいかに対応していくか工夫を凝らしている様子が窺えました。
もちろん墓石業界も他人事ではありません。
いかにお墓を立てていただくか、各地でいろんなアイデアが出されています。
近年の潮流としては、お墓というのが家族的な形態から離れて個人化、それに伴ってコンパクト化、また子孫による代々供養や承継を前提としない非継承化、といったことが言われます。
それに合わせて霊園業者や、特に石材商社などが、デザイン性の高い小さなお墓のあり方をいろいろ提案するようになっています。
今回も墓石関連で出展されている業者さんは、ほとんどがそういった新機軸の墓所の展示をなさってまして、従来の墓石の範疇にあるものを出しておられるところはごく少数でした。
純粋にお墓産業だけの展示会ならば、また様子は違ってくると思いますが、ひとつ時代の趨勢というものを感じざるをえませんね。
わたし個人としては、見知った方や取引先などにご挨拶させていただき、ところどころのブースでお話を聞いたりしつつ、ひとめぐりしてまいりました。
それほど長居したわけではありませんが、結構刺激をいただいてきました。
どのように自社に還元できるかこれから考えて行きたいと思います。
