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2023-04-15
今回はストレートに「新しいお墓を建てる工事」です。
巻石のリフォーム工事とかはなく、純粋に新しい墓石を建立させていただくという作業です。
シンプルな新規建墓工事、ありがたいことです。
お墓工事の一つの基本形ですね。
場所は五条西山共同墓地です。
これまでも度々ご紹介させていただいた墓地ですが、あらためてご説明すると、弊社から車で5分という近距離にあり、しかも広い共同墓地ですのでお仕事をいただく機会も多く、非常にお世話になっているところです。
近鉄の線路を挟んですぐ東側には世界遺産・唐招提寺が立ち、墓地の中央にある丘の上からは垂仁天皇陵が眺められるという、歴史の息吹を感じられる立地でもあります。
では早速今回の現場をご案内しましょう。
次のような区画です。
元からの巻石が設置されておりまして、その中に標木が一本立っています。
土には骨壺が一つ埋められているということでした。
この標木を撤去し、その後に新しい石塔を建てるということになります。
今回は巻石のリフォーム工事などもありませんので、現場に到着しますとまず標木を抜き、その下に間違いなくお骨があるかどうかを確認します。
お骨は石塔ができるまで現場にて管理します。
標木というのはたいてい、セメントで固定されていたりするわけではありませんが、それだけに安定させるため結構深く埋められているもので、引き抜くのもそれなりに労力が要ります。
下には無事に骨壺が確認されましたので、それも土から出して大事に置いておきます。
標木を抜いた後の穴は、納骨室の床掘りに利用できますので、その分の手間が多少省けると言えば省けます。
そう、墓石本体を建てる前に、まずお骨を安置するスペースである納骨室を作らなければなりません。
丘カロートといって、グラウンドレベルよりも上に石室を組み、さらにその上に石塔を建てるというケースもありますが、奈良近隣の標準的な墓所では、土を掘って納骨室を据えることが多いです。
北陸など深く雪が積もる地域では、お墓も簡単に埋まらないよう丘カロートにすることが多いようです。
納骨室工事の手順はお馴染みですが、あらためてご説明しておきますと、まずは必要な深さにまで、納骨室に合わせた大きさの穴を掘ります。
その穴の底に支えの杭を打ち込み、その上にクラッシャー(砕石)を敷いてメッシュ筋を置き、基礎とします。
さらにその上に石の部材をセメントで据え付ければ、納骨室の完成です。
お骨が置かれる場所ですので、本来のお墓の中心という風に言えるかもしれません。
先ほど取り出した骨壺に入っていたお骨は、壺から晒木綿の袋に移し替え、こちらに安置されるわけです。
ともあれ、これで石塔の基礎に当たる部分は完了、いよいよ本体の作業に入っていくことになります。
御影石の石棺の上に、下台から順番に石塔を組んでいきます。
これまでも申し上げたことがあったかと思いますが、この下台というのが最大の難関なんですね。
というのも、下台というのは和型石塔の一番下に位置する台石であり、ということはシンプルに最も大きく重い部材だからです。
どんな現場でも、これを据え付けさえすればホッと一息ということになります。
上台や竿石は、取り付け位置がどんどん高くなっていくという難しさはありますが、石そのものの取り回しについては、比較的小さい分、下台に比べれば楽ですからね。
しかし今回は巻石もそれほど高くなく、オーソドックスな現場ですので、下台の据付もそこまで苦労することはなかったかと思います。
下台の天端四か所に乗っている白いものは、地震対策の免震パッドです。
奈良は従来、地震がどちらかというと少ない地域ですが、忘れた頃にやって来るのが天災というもの。
まして日本列島は構造的に地震を免れない土地です。
地震が少ない土地というイメージに流されず、できる限りの対策は施しておくのが吉でしょう。
人間が知っている歴史など、地質年代に比べると吹けば飛ぶような短い経験ですしね。
さらに上台、竿石と据え付けていきます。
あわせまして、墓石の手前、巻石正面のくり階段との間には少しスペースができますので、そこを埋めるように拝石を一枚設置します。
拝石というのはその名の通り、お墓を拝むための石、その上に乗って墓石と向き合うための板石です。
拝石の据付が終わりましたら、今度は草の生えにくい土を施工します。
一見して粒子の細かい、砂漠の砂のように見える土ですが、たっぷりの水で締めると堅くなり、雑草が生えにくくなるというものです。
お墓の雑草対策は、特に夏場に向けてかなり効いてくると思いますので、墓所の草むしりなどでお困りという方は、どうぞお気軽にご相談ください。
さて、石塔の花立や水鉢などを取り付け、最後に玉砂利を敷いて仕上げれば、作業は完了となります。
きれいな青御影の和型石塔が姿を見せました。
シンプルイズベストというか、本当に完成度の高い形だと思いますね。
素敵なお墓に仕上がりました。
五条西山共同墓地での新しいお墓の建立工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
お気軽にご相談ください。
右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。
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今回はストレートに「新しいお墓を建てる工事」です。
巻石のリフォーム工事とかはなく、純粋に新しい墓石を建立させていただくという作業です。
シンプルな新規建墓工事、ありがたいことです。
お墓工事の一つの基本形ですね。
場所は五条西山共同墓地です。
これまでも度々ご紹介させていただいた墓地ですが、あらためてご説明すると、弊社から車で5分という近距離にあり、しかも広い共同墓地ですのでお仕事をいただく機会も多く、非常にお世話になっているところです。
近鉄の線路を挟んですぐ東側には世界遺産・唐招提寺が立ち、墓地の中央にある丘の上からは垂仁天皇陵が眺められるという、歴史の息吹を感じられる立地でもあります。
では早速今回の現場をご案内しましょう。
次のような区画です。
元からの巻石が設置されておりまして、その中に標木が一本立っています。
土には骨壺が一つ埋められているということでした。
この標木を撤去し、その後に新しい石塔を建てるということになります。
今回は巻石のリフォーム工事などもありませんので、現場に到着しますとまず標木を抜き、その下に間違いなくお骨があるかどうかを確認します。
お骨は石塔ができるまで現場にて管理します。
標木というのはたいてい、セメントで固定されていたりするわけではありませんが、それだけに安定させるため結構深く埋められているもので、引き抜くのもそれなりに労力が要ります。
下には無事に骨壺が確認されましたので、それも土から出して大事に置いておきます。
標木を抜いた後の穴は、納骨室の床掘りに利用できますので、その分の手間が多少省けると言えば省けます。
そう、墓石本体を建てる前に、まずお骨を安置するスペースである納骨室を作らなければなりません。
丘カロートといって、グラウンドレベルよりも上に石室を組み、さらにその上に石塔を建てるというケースもありますが、奈良近隣の標準的な墓所では、土を掘って納骨室を据えることが多いです。
北陸など深く雪が積もる地域では、お墓も簡単に埋まらないよう丘カロートにすることが多いようです。
納骨室工事の手順はお馴染みですが、あらためてご説明しておきますと、まずは必要な深さにまで、納骨室に合わせた大きさの穴を掘ります。
その穴の底に支えの杭を打ち込み、その上にクラッシャー(砕石)を敷いてメッシュ筋を置き、基礎とします。
さらにその上に石の部材をセメントで据え付ければ、納骨室の完成です。
お骨が置かれる場所ですので、本来のお墓の中心という風に言えるかもしれません。
先ほど取り出した骨壺に入っていたお骨は、壺から晒木綿の袋に移し替え、こちらに安置されるわけです。
ともあれ、これで石塔の基礎に当たる部分は完了、いよいよ本体の作業に入っていくことになります。
御影石の石棺の上に、下台から順番に石塔を組んでいきます。
これまでも申し上げたことがあったかと思いますが、この下台というのが最大の難関なんですね。
というのも、下台というのは和型石塔の一番下に位置する台石であり、ということはシンプルに最も大きく重い部材だからです。
どんな現場でも、これを据え付けさえすればホッと一息ということになります。
上台や竿石は、取り付け位置がどんどん高くなっていくという難しさはありますが、石そのものの取り回しについては、比較的小さい分、下台に比べれば楽ですからね。
しかし今回は巻石もそれほど高くなく、オーソドックスな現場ですので、下台の据付もそこまで苦労することはなかったかと思います。
下台の天端四か所に乗っている白いものは、地震対策の免震パッドです。
奈良は従来、地震がどちらかというと少ない地域ですが、忘れた頃にやって来るのが天災というもの。
まして日本列島は構造的に地震を免れない土地です。
地震が少ない土地というイメージに流されず、できる限りの対策は施しておくのが吉でしょう。
人間が知っている歴史など、地質年代に比べると吹けば飛ぶような短い経験ですしね。
さらに上台、竿石と据え付けていきます。
あわせまして、墓石の手前、巻石正面のくり階段との間には少しスペースができますので、そこを埋めるように拝石を一枚設置します。
拝石というのはその名の通り、お墓を拝むための石、その上に乗って墓石と向き合うための板石です。
拝石の据付が終わりましたら、今度は草の生えにくい土を施工します。
一見して粒子の細かい、砂漠の砂のように見える土ですが、たっぷりの水で締めると堅くなり、雑草が生えにくくなるというものです。
お墓の雑草対策は、特に夏場に向けてかなり効いてくると思いますので、墓所の草むしりなどでお困りという方は、どうぞお気軽にご相談ください。
さて、石塔の花立や水鉢などを取り付け、最後に玉砂利を敷いて仕上げれば、作業は完了となります。
きれいな青御影の和型石塔が姿を見せました。
シンプルイズベストというか、本当に完成度の高い形だと思いますね。
素敵なお墓に仕上がりました。
五条西山共同墓地での新しいお墓の建立工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
お気軽にご相談ください。
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