霊園墓石のご用命はお気軽にお問合せ下さい
0120-86-1481
池渕石材のこだわり
お墓のサポートセンター
エリアから探す
良いお墓とは
開眼式・納骨方法
お墓の引越方法
霊園のご案内
永代供養墓
インフォメーション
Q&A
2023-1-30
今回取り上げる施工事例は、お墓のフルリフォーム工事です。
「フルリフォーム」と申し上げるのはつまり、お墓の石塔および巻石をすべて一旦解体し、基礎から組み直すという意味合いで言っております。
現場となる墓地は、歌姫町にある共同墓地です。
大変美しい地名ですね。
位置的にはかつての都・平城宮の跡地から少し北に向かったところにあり、その昔平城宮で雅楽に合わせて舞を踊った女官たちが多く住んだことから、この地名になったとか。
いかにも奈良らしい古雅な由来ですね。
弊社からは車で15~20分ほどです。
歌姫街道と呼ばれる道路は、奈良市から木津の方へ通じる抜け道になっており、細い道ながら朝はなかなか交通量があるところです。
さて現場をご案内しましょう。
次のような墓所をリフォームいたします。
左の独特な形の墓石に目が行ってしまいがちですが、作業を行なうのは真ん中の区画です。
写真でも全体的に傾いているのが確認されるかと思います。
石塔の方が見た目の傾きは目立ちますが、水平器を当ててみると巻石にも結構な傾きが確認されます。
そこで墓所全体のリフォーム工事をしていただくことになったという次第です。
では早速作業に入っていきましょう。
順番としてはまず、石塔から解体に取り掛かります。
花立や水鉢といった石塔本体の前に置かれた付属品を取り外し、竿石から外して搬出します。
写真は、石塔の下に入っていた古い納骨室まで撤去したところです。
もちろん、中に納められていたお骨は納骨室解体の前に採骨し、現場で保管してあります。
納骨室を撤去した段階で、上のように区画の中央に大きな穴が開いたという状態になります。
ここからさらに巻石も解体撤去し、区画をひとまず更地の状態にします。
なんというか、さっぱりしましたね。
続きましては巻石の組み直しに取り掛かるわけですが、大事なのはもちろん基礎です。
なにしろ傾いていたのを直すリフォームですから、今度は少々のことで再び傾いたりしないよう、しっかりと施工する必要があります。
基礎の段取りですが、まずは杭を打ち込みます。
それからクラッシャー(砕石)を敷き、その上に鉄筋を組みます。
さらにその上に元の巻石をセメントで据え付けていくことになります。
これで巻石の復元は完了です。
石同士が接する合口の四隅を強化するために、ステンレスの金具を取り付けてあります。
こうすることで巻石の耐久力はさらに増します。
続いては石塔の復元作業へと進んでいきます。
石塔の組み直しとなると、墓石そのものを据える前にまず地下の納骨室を組む必要があります。
例外がないわけではありませんが、普通、石塔の下にはお骨を納めるためのスペースである納骨室が作られます。
今回は大谷石を使った納骨室を組んで据え付けます。
お骨が安置される場所ですので、内部にはきれいな砂を敷いています。
これは石塔の基礎も兼ねております。
この上に墓石の各部材を載せていくわけです。
順番としてはもちろん下台からとなります。
解体して別の場所に仮置きしておいた石材を持ってきて、巻石を乗り越えるように上げ、納骨室の真上に設置するという、単純ですがなかなか難しい作業です。
当たり前ですが石というのは重いですし、ちょっとぶつけただけでも角が欠ける可能性があるので、きわめて慎重に扱う必要があります。
下台を据え付けたところが上の写真です。
天端の磨きがかかっていない部分の四隅に置かれているのは、地震対策の免震パッドです。
触ると意外に柔らかいものです。
これを下台と上台の間、そして上台と竿石の間に挟んで石材用ボンドで石を固定します。
ボンド自体も耐震性能のあるものです。
日本はなにしろ自然災害大国ですし、中でも構造物に対しては特に地震が一番の懸念材料でしょう。
さて、こうして竿石まで組み上がって墓石の本体がほぼ出来れば、あとは花立などの付属物を取り付け、そして区画内の土が見えている部分に、これもお馴染み草の生えにくい土を施工します。
地震対策と並んで、雑草対策というのもお墓の大きなテーマですね。
墓地というのは基本的に野外にあるものですので、雑草との闘いは避けて通れません。
草の生えにくい土を施工しますと、雑草が根を下ろしにくくなり、お墓参りの際の草むしりなどの手間がかなり省けますのでオススメです。
最後に玉砂利を敷いて作業完了となります。
石塔がきれいに組み直されました。
傾いていたお墓が真っ直ぐになると、やはり気持ちのいいものです。
歌姫墓地でのお墓のフルリフォーム工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
お気軽にお問い合わせください。
このページのトップへ戻る ↑
今回取り上げる施工事例は、お墓のフルリフォーム工事です。
「フルリフォーム」と申し上げるのはつまり、お墓の石塔および巻石をすべて一旦解体し、基礎から組み直すという意味合いで言っております。
現場となる墓地は、歌姫町にある共同墓地です。
大変美しい地名ですね。
位置的にはかつての都・平城宮の跡地から少し北に向かったところにあり、その昔平城宮で雅楽に合わせて舞を踊った女官たちが多く住んだことから、この地名になったとか。
いかにも奈良らしい古雅な由来ですね。
弊社からは車で15~20分ほどです。
歌姫街道と呼ばれる道路は、奈良市から木津の方へ通じる抜け道になっており、細い道ながら朝はなかなか交通量があるところです。
さて現場をご案内しましょう。
次のような墓所をリフォームいたします。
左の独特な形の墓石に目が行ってしまいがちですが、作業を行なうのは真ん中の区画です。
写真でも全体的に傾いているのが確認されるかと思います。
石塔の方が見た目の傾きは目立ちますが、水平器を当ててみると巻石にも結構な傾きが確認されます。
そこで墓所全体のリフォーム工事をしていただくことになったという次第です。
では早速作業に入っていきましょう。
順番としてはまず、石塔から解体に取り掛かります。
花立や水鉢といった石塔本体の前に置かれた付属品を取り外し、竿石から外して搬出します。
写真は、石塔の下に入っていた古い納骨室まで撤去したところです。
もちろん、中に納められていたお骨は納骨室解体の前に採骨し、現場で保管してあります。
納骨室を撤去した段階で、上のように区画の中央に大きな穴が開いたという状態になります。
ここからさらに巻石も解体撤去し、区画をひとまず更地の状態にします。
なんというか、さっぱりしましたね。
続きましては巻石の組み直しに取り掛かるわけですが、大事なのはもちろん基礎です。
なにしろ傾いていたのを直すリフォームですから、今度は少々のことで再び傾いたりしないよう、しっかりと施工する必要があります。
基礎の段取りですが、まずは杭を打ち込みます。
それからクラッシャー(砕石)を敷き、その上に鉄筋を組みます。
さらにその上に元の巻石をセメントで据え付けていくことになります。
これで巻石の復元は完了です。
石同士が接する合口の四隅を強化するために、ステンレスの金具を取り付けてあります。
こうすることで巻石の耐久力はさらに増します。
続いては石塔の復元作業へと進んでいきます。
石塔の組み直しとなると、墓石そのものを据える前にまず地下の納骨室を組む必要があります。
例外がないわけではありませんが、普通、石塔の下にはお骨を納めるためのスペースである納骨室が作られます。
今回は大谷石を使った納骨室を組んで据え付けます。
お骨が安置される場所ですので、内部にはきれいな砂を敷いています。
これは石塔の基礎も兼ねております。
この上に墓石の各部材を載せていくわけです。
順番としてはもちろん下台からとなります。
解体して別の場所に仮置きしておいた石材を持ってきて、巻石を乗り越えるように上げ、納骨室の真上に設置するという、単純ですがなかなか難しい作業です。
当たり前ですが石というのは重いですし、ちょっとぶつけただけでも角が欠ける可能性があるので、きわめて慎重に扱う必要があります。
下台を据え付けたところが上の写真です。
天端の磨きがかかっていない部分の四隅に置かれているのは、地震対策の免震パッドです。
触ると意外に柔らかいものです。
これを下台と上台の間、そして上台と竿石の間に挟んで石材用ボンドで石を固定します。
ボンド自体も耐震性能のあるものです。
日本はなにしろ自然災害大国ですし、中でも構造物に対しては特に地震が一番の懸念材料でしょう。
さて、こうして竿石まで組み上がって墓石の本体がほぼ出来れば、あとは花立などの付属物を取り付け、そして区画内の土が見えている部分に、これもお馴染み草の生えにくい土を施工します。
地震対策と並んで、雑草対策というのもお墓の大きなテーマですね。
墓地というのは基本的に野外にあるものですので、雑草との闘いは避けて通れません。
草の生えにくい土を施工しますと、雑草が根を下ろしにくくなり、お墓参りの際の草むしりなどの手間がかなり省けますのでオススメです。
最後に玉砂利を敷いて作業完了となります。
石塔がきれいに組み直されました。
傾いていたお墓が真っ直ぐになると、やはり気持ちのいいものです。
歌姫墓地でのお墓のフルリフォーム工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
お気軽にお問い合わせください。