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2023-07-10
今回ご紹介するのは、新しいお墓を作る工事です。
ズバリ新規建墓工事ですね、ありがたいことです。
現場となる墓地は、表題には「祐楽寺隣接墓地」と記載させていただきました。
弊社がお世話になっている北永井町の祐楽寺さんのすぐ近くにある墓地なのですが、お寺の墓地かというとそうではありません。
お施主さんは祐楽寺さんの檀家さんなんですが、墓地は祐楽寺境内墓地とブロック塀ひとつを挟んだ別の敷地です。
ともあれ現場をご案内いたしましょう。
次のようなところです。
既に墓相式の五輪塔と夫婦墓が立っていますね。
こちらのお施主さん、先代までは金光教に帰依されていたそうですが、先ほど少し触れましたように当代は浄土宗である祐楽寺さんの檀家さんで、新しくお墓を建てるにもどういう方式で進めるのがよいかと考えておられたとのこと。
そこで弊社も少しばかりご相談に与らせていただいたというわけです。
いろいろな案を検討した結果、現状の二基のお墓はそのままに、新しい和型石塔をノーマルな仏式で建てる、という方向に落ち着きました。
お墓はどのように作らなければならないという決まりはないので、最終的にはお施主さんの意思に任されます。
墓相家といって、お墓はどのように建てるのがいいといったことをアドバイスする先生もおられますが、それも先生それぞれの考え方によって、細かいところまで一致するなんてことはありませんしね。
だからこそますます、故人をお祀りする残された人の気持ちが大事、ということになってくるわけです。
たとえば、一般的なお墓の墓石や霊標に彫られた戒名など拝見していても、途中で宗派が変わっている場合があります。
それまで浄土宗や禅宗式で戒名を彫っていたのが、ある時から浄土真宗式の法名に変わっている、というようなケースですね。
これはつまり、どこかで家の信仰もまた変わったということになりますが、お墓は普通にそれまでのものを拝み続けているわけです。
ある宗教から別の宗教に信仰が移るというのはドラステッィクに見えますが、それも仏教内で宗派が変わったのと同様のことであり、元のお墓も新しいお墓も柔軟に参っていけばいのではないかと、私などは考えます。
大事なのは故人、先祖を思う気持ちであり、宗旨宗派が変わったからといってそれまでのものを全否定ということになると、廃仏毀釈みたいなことになりかねませんしね。
いや、信仰をめぐる話が随分と長くなってしまいました。
そろそろ工事をご案内していきたいと思います。
まずは墓石を建てるにあたってその準備。
つまりお墓の下に組まれる納骨室を据え付けなければなりません。
段取りについては当ページの読者さんにはお馴染みでしょうが、まず床掘りといって、納骨室を入れる場所に合わせて土を掘り下げます。
それから足元を支える杭を打ち込みます。
杭を入れましたら、その上にクラッシャー(砕石)を敷いて、軽く突いて土とともに均し、さらにその上にメッシュ筋を施工します。
そして御影石の石棺をセメントで据え付けます。
納骨室の底にはきれいな砂を敷いておきます。
ここにお骨が安置されることになります。
墓石の本体とは別の意味で、お墓の中心となっている空間ですね。
こうして納骨室が据わりますと、今度はこの上に石塔を組んでいきます。
下台、上台、竿石という順で石の部材を置いていくわけです。
写真は下台を据えたところです。
天端に乗っている白いシールのようなものは、地震対策として施される免震パッドです。
正確にはゲルといいまして、硬いものではなく触るとプルプルしているというか、スライムを固形化させたような感じに思えなくもない触感です。
地震の揺れを柔らかく逃がすことを目的にしています。
お墓も何かしらの地震対策を施しておくに越したことはありませんし、免震パッドは簡単にできるそのような対策のひとつです。
ところで下台の正面の中央、穴が刳られているのが写真でもおわかりになるかと思いますが、これが納骨穴です。
普段は水鉢で隠されていますが、納骨の際に水鉢をどけると、この穴が現れ、そこから上でご紹介した納骨室にお骨を納めることができるようになっています。
ちなみに関東など、壺のままお骨をお墓に入れる地域では、こういった納骨穴ではサイズが足りませんので、墓石の前に納骨室の蓋となる板石を置いて、納骨に際してはそれをどかすことになるので、関西よりも大掛かりです。
閑話休題、下台の上に上台、竿石と組みまして、花立などを設置しますと、今回は元の土仕上げのまま草の生えにくい土や玉砂利の施工をいたしませんので、それで出来上がりとなります。
きれいな神戸型の8寸角石塔です。
ちなみに石の種類は既存の石塔に合わせています。
素敵な墓所となりました。
祐楽寺に隣接する墓地での新規建墓工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
お気軽にご連絡ください。
右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。
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今回ご紹介するのは、新しいお墓を作る工事です。
ズバリ新規建墓工事ですね、ありがたいことです。
現場となる墓地は、表題には「祐楽寺隣接墓地」と記載させていただきました。
弊社がお世話になっている北永井町の祐楽寺さんのすぐ近くにある墓地なのですが、お寺の墓地かというとそうではありません。
お施主さんは祐楽寺さんの檀家さんなんですが、墓地は祐楽寺境内墓地とブロック塀ひとつを挟んだ別の敷地です。
ともあれ現場をご案内いたしましょう。
次のようなところです。
既に墓相式の五輪塔と夫婦墓が立っていますね。
こちらのお施主さん、先代までは金光教に帰依されていたそうですが、先ほど少し触れましたように当代は浄土宗である祐楽寺さんの檀家さんで、新しくお墓を建てるにもどういう方式で進めるのがよいかと考えておられたとのこと。
そこで弊社も少しばかりご相談に与らせていただいたというわけです。
いろいろな案を検討した結果、現状の二基のお墓はそのままに、新しい和型石塔をノーマルな仏式で建てる、という方向に落ち着きました。
お墓はどのように作らなければならないという決まりはないので、最終的にはお施主さんの意思に任されます。
墓相家といって、お墓はどのように建てるのがいいといったことをアドバイスする先生もおられますが、それも先生それぞれの考え方によって、細かいところまで一致するなんてことはありませんしね。
だからこそますます、故人をお祀りする残された人の気持ちが大事、ということになってくるわけです。
たとえば、一般的なお墓の墓石や霊標に彫られた戒名など拝見していても、途中で宗派が変わっている場合があります。
それまで浄土宗や禅宗式で戒名を彫っていたのが、ある時から浄土真宗式の法名に変わっている、というようなケースですね。
これはつまり、どこかで家の信仰もまた変わったということになりますが、お墓は普通にそれまでのものを拝み続けているわけです。
ある宗教から別の宗教に信仰が移るというのはドラステッィクに見えますが、それも仏教内で宗派が変わったのと同様のことであり、元のお墓も新しいお墓も柔軟に参っていけばいのではないかと、私などは考えます。
大事なのは故人、先祖を思う気持ちであり、宗旨宗派が変わったからといってそれまでのものを全否定ということになると、廃仏毀釈みたいなことになりかねませんしね。
いや、信仰をめぐる話が随分と長くなってしまいました。
そろそろ工事をご案内していきたいと思います。
まずは墓石を建てるにあたってその準備。
つまりお墓の下に組まれる納骨室を据え付けなければなりません。
段取りについては当ページの読者さんにはお馴染みでしょうが、まず床掘りといって、納骨室を入れる場所に合わせて土を掘り下げます。
それから足元を支える杭を打ち込みます。
杭を入れましたら、その上にクラッシャー(砕石)を敷いて、軽く突いて土とともに均し、さらにその上にメッシュ筋を施工します。
そして御影石の石棺をセメントで据え付けます。
納骨室の底にはきれいな砂を敷いておきます。
ここにお骨が安置されることになります。
墓石の本体とは別の意味で、お墓の中心となっている空間ですね。
こうして納骨室が据わりますと、今度はこの上に石塔を組んでいきます。
下台、上台、竿石という順で石の部材を置いていくわけです。
写真は下台を据えたところです。
天端に乗っている白いシールのようなものは、地震対策として施される免震パッドです。
正確にはゲルといいまして、硬いものではなく触るとプルプルしているというか、スライムを固形化させたような感じに思えなくもない触感です。
地震の揺れを柔らかく逃がすことを目的にしています。
お墓も何かしらの地震対策を施しておくに越したことはありませんし、免震パッドは簡単にできるそのような対策のひとつです。
ところで下台の正面の中央、穴が刳られているのが写真でもおわかりになるかと思いますが、これが納骨穴です。
普段は水鉢で隠されていますが、納骨の際に水鉢をどけると、この穴が現れ、そこから上でご紹介した納骨室にお骨を納めることができるようになっています。
ちなみに関東など、壺のままお骨をお墓に入れる地域では、こういった納骨穴ではサイズが足りませんので、墓石の前に納骨室の蓋となる板石を置いて、納骨に際してはそれをどかすことになるので、関西よりも大掛かりです。
閑話休題、下台の上に上台、竿石と組みまして、花立などを設置しますと、今回は元の土仕上げのまま草の生えにくい土や玉砂利の施工をいたしませんので、それで出来上がりとなります。
きれいな神戸型の8寸角石塔です。
ちなみに石の種類は既存の石塔に合わせています。
素敵な墓所となりました。
祐楽寺に隣接する墓地での新規建墓工事、これにて完成です。
奈良をはじめ、近隣地域でのお墓工事のご用命は池渕石材まで。
お墓のリフォーム工事も新規建墓も、あるいは戒名彫刻から墓じまいまで、お墓のことなら何でもご相談承っております。
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右下の「詳細はこちら」よりお問い合わせフォームが開きますので、そちらも是非ご利用ください。