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お墓・墓石など設置工事の実績紹介

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墓じまい・墓所(土饅頭)の撤去工事:中山町共同墓地

2023-06-03

墓じまい・撤去
墓石・お墓の池渕石材工業 実績画像

今回もお墓の撤去工事、いわゆる墓じまいのご報告です。

ただ、今回は一般的な墓の撤去工事と少しばかり事情が異なっています。

なにしろ撤去すべき石塔も巻石も存在しないのですから。

それなのに「墓所の撤去工事」とはこれいかに。

 

実際の墓所をご覧いただくと一目瞭然かと存じますので、まずは現場をご案内いたしましょう。

弊社から車で15分ほど、中山町の共同墓地にある墓所は次のようなところです。

 

 

緑の野立ての花立があり、お水をお供えする湯呑が置かれているのが墓所です。

巻石も石塔もありません。

ただ、それとわかるように土が山型に盛られていますね。

土饅頭と呼ばれるものです。

たしか映画『七人の侍』で、亡くなった侍たちのお墓がこのように作られていたように思います。

『鬼滅の刃』でも石塔墓ではなく土饅頭が出てきたんじゃなかったでしょうか。

 

遺体を埋める「埋め墓」と石塔を建てて実際にお参りする「詣り墓」とを分けて作る、いわゆる両墓制の埋め墓ではこういった土饅頭が作られることがあります。

お施主さんにお話を伺いますと、こちらも昔は土葬墓地だったそうで、かなり以前にご遺体を土葬で埋葬しているそうです。

その後石塔を建てる意向はありつつもそのままになってしまっていたのを、このほど墓じまいなさりたいということでした。 

 

作業自体は土饅頭を崩して土は持ち帰り、整地しておくだけですので、いたって簡単なことです。

ただ、こういったケースで一番気になるのは、作業の難易度とかいったことではなく、土を掘ってお骨が出てくるかどうかです。

ご遺体が土葬で埋葬されたのはかなり以前とのことですので、遺骨まで含めて土に還っている可能性は高そうです。

火葬された遺骨に比べて、土葬の場合はより土に還りやすくもあります。

しかし土壌の性質、地下の状態などさまざまな条件次第で有機物であるご遺体の状況も変わってきますので、こればかりは掘ってみなければわかりません。

出たとこ勝負、ということにはなります。

お骨が見つかった場合ご連絡差し上げます、とお施主さんには事前にお伝えした上で、作業にかかります。 

 

幸い、墓所の下をかなり掘り下げてもお骨が出てくることはなく、土饅頭の撤去だけで現場作業を終えることができました。

 

 

ちなみに、一般に火葬された焼骨をお墓に入れる時も「埋葬」という言葉が使われますが、お墓に関する法律用語としては、焼骨をお墓に納めることは「埋蔵」と呼び、ご遺体をそのまま土葬して埋める場合に「埋葬」という言葉が使われます。

「墓地、埋葬等に関する法律」の中に書かれています。

ですので今回のケースが厳密な意味での埋葬墓地ですね。

 

ともあれ中山町共同墓地での墓所撤去工事、これにて完了です。

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