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石工の検定試験

2018/01/16



先週の金曜日は、石の職人さんの検定試験が弊社を会場として行なわれました。

石の職人さんの試験といっても、お墓をどれだけきれいに組み立てられるか、といったことではありません。

そもそも試験用にお墓一式用意するなんて大変ですからね。。

そうではなく、石工としての石材加工の技術を見る試験です。

具体的にどんなことをするかというと、試験用の石材をハンマーとノミで手作業で加工し、決められた形を作って、紋を彫り入れたり表面加工を施すというものです。

試験用の石というのは、写真一枚目のようなものです。

 

ズシリと重いですが、両手で抱えられるくらいの大きさですね。

石工の検定には一級と二級があり、どういった加工を施すかという規定が少し違ったりするのですが、一番大きな違いは、二級の場合は石を切るのに機械が使えるということでしょうか。

一級は完全に手仕事で全工程を行なわないといけません。

試験会場は写真二枚目、三枚目のように準備されています。

 

前日からうちの方でテントを張って準備しておきました。

この寒い季節に、吹きっさらしの外で試験とは大変、と思われるでしょうか。

弊社にも一級の資格を持っている職人が二人いますが、話を聞いてみると、ひたすらハンマーを振っているので、もう汗が出て暑くて、ということだそうです。

夏場なんかだと、もう試験どころじゃなくなるのかもしれませんね。

ちなみに試験時間は一級の場合で六時間です。

それだけずっと、一心不乱に石を叩いていると、寒くもなくなりますかね……。

 

検定を受ける立場の職人さんたちは大変でしょうが、傍から眺めているのはもちろん気楽です。

検定の前日は雪が舞う天候でしたが、当日は一転してよく冷える冬晴れの一日でした。

カーン、カーンと石を叩く音が青空に吸い込まれていきます。

石と道具が織りなす音は、いいものだなあ、などと思ってしまいました。

 

ところでこの技能検定というもの、奈良県職業能力開発協会のホームページによりますと、次のような趣旨で行なわれているそうです。

「技能検定は「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する技能の国家検定制度」です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として職業能力開発促進法に基づき実施されています」

技能に対する社会一般の評価を高め、っていいですね。

職人という技能者には敬意が払われてしかるべきだと思います。

一番トップで管轄しているのは厚生労働省なんですが、検定が実施される職種の一覧を見ていると、工業系の仕事だけでなく、パン製造とか紳士服製造とかもあって、非常に興味深いです。

 

今回の石工の受験者は三名でした。

検定の結果についてはもちろん、わたしなどの関与するところではありませんが、同じ仕事に携わる者として、一人でも多く合格されていればいいなと思いました。


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