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十津川村からお墓の引っ越しA

2017/12/22



前回からお伝えしてます、お墓の移転工事についてです。

日本最大の村として有名な十津川村から、奈良市内の霊園にお墓を引っ越しさせるという仕事なのですが、前の記事では十津川村のご紹介ばかりしてしまいました……。

今回はきちんと作業の方をご報告したいと思います。

まず現場ですが、有名な谷瀬の吊り橋から少し山側に入ったところにある墓地は、写真一枚目のようなところです。


吉野地方一帯では、このように山裾の斜面を利用した墓地が多いという印象ですね。

またもうひとつの特徴として、ほとんどのお墓にはご戒名がなく、亡くなられた方の本名が刻まれていました。

立ち会ってくださったお施主さんによりますと、この地域の人たちはほとんど神道なのだそうです。

昔から勤皇の村として知られてきた十津川ならでは、ということなのでしょうかね。

 

さて移転する石塔ですが、先の写真向かって右手、もう少し山の上に上ったところの墓所となります。

到着しますと、早速石塔解体や荷積みの準備作業を進めつつ、同時進行でお骨出しを始めます。

お墓ですので当然お骨をお祀りしているわけですが、今回は石塔の下の納骨室に納められている分だけでなく、墓所の区画内のどこかに他のお骨も埋まっているとのことなので、石塔の解体作業をしながら、区画内を慎重に掘り返し、お骨を探すことになります。


二枚目の写真は、運搬車に解体した石材を乗せて、駐車場の近くまで降りてきたところなのですが、ご覧の通り、なんとかキャタピラの運搬車を入れられるところだったのでよかったです。

斜面の墓地で、手作業で石塔を移動させるとなるとかなり大変ですからね。

今回は単なる撤去ではなく、解体した石塔を別の霊園に持っていって据え直すわけですから、石自体を大事に扱わなければなりません。

割って持っていくというわけにはもちろんいきませんので、運搬車が入ると入らないでは大違いでした。

しかし運搬車とはいえ、一度に運べる量には限度がありますし、また過積載で倒れたりしては元も子もありませんので、何度かに分けて小運搬を繰り返します。

こういった仕事を着実にこなすには、効率を考えつつも手間を厭わないことが大事になってきます。

駐車場まで持ってきた石塔の各部材を下ろし、トラックに仮積みしているところが、三枚目の写真です。

 

長い山道で揺れても大丈夫なように、このあとさらにきちんと積み替えます。

石には白いヒモが巻かれていますね。

これ、なかなかクッション性がよく、石材を梱包する以外にも現場で何かと利用できる、使い勝手のいいものなのです。

最後にいろいろ掘り返した墓所内を整地すれば、今回の作業は終了となります。

あとはまた石材を大事に積んで、奈良市へと帰るばかり。

石は弊社にてしばらく保管し、またあらためて奈良中央墓園で据えることになります。

ともあれ、これにて十津川村からのお墓の引っ越し作業、ひとまずは完了であります。


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