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物置台と標柱の設置:五条西山共同墓地

2017/08/02



今日はちょっと変わった仕事をご紹介しようと思います。

といってもそれほど難しい作業ではなく、墓所内に物置台と標柱を設置するというものです。

物置台と標柱とが具体的にどのようなものかは、おいおい説明いたします。

まずは現場をご覧いただきましょう。

弊社から車で五分、唐招提寺さんの西にある五条西山共同墓地内のお墓は、写真一枚目のようなところです。


かなり年季を経たものから比較的新しいもの、さらに笠付きの石塔まで、区画内いっぱいに立ち並んだ立派なお墓ですねえ。

さて所狭しという印象のあるこの墓所の、どこに物置台と標柱を置くスペースがあるのかという話ですが、実は作業区画はこちらではありません。

この墓所のすぐ手前側の区画、わかるでしょうか。

石塔も巻石もない更地のスペースがありますね。


こちら、一見空き地のようですが、目の前の墓所と同じお施主さんの使用区画なんだそうです。

で、空き地と思われないよう、使用関係を明確にするために、家紋を彫った標柱をこの区画の端に立てるというのがひとつ。

それから、先ほどの墓所、石塔も多く、毎回お墓参りに当たってはたくさんのお花が必要になるそうですが、それを地面に置くのもあんまりなので、ちょっと広げられるように物置台が欲しいというのがもうひとつ。

というわけで弊社にご用命くださったわけです。

ではまず標柱からご説明しましょうか。

写真二枚目のようなものです。


通常はこの板状の石の表面に、使用者の名前を彫刻して区画に立てておくものですが、今回は見ての通りご家紋です。

まだ彫り入れの際の養生に使うゴムシートを貼り付けたままですね。

一応、区画の使用者を明確にするためにこれを立てるわけですが、そんなに目立たせることもないだろうというお施主さんのご意向で、色は入れておりません。


続いて物置台ですが、青い印象のある石肌そのままに青石と呼ばれている、自然石を加工したものです。

当インフォメーション欄を読んでくださっている方は、物置台と聞いてどのようなものを想像なされたでしょうか。

墓所用の物置台としては、弊社では青石を最もよく用います。

ただ最近では、御影石の天場だけを磨いて周りを割れ肌風に加工したものだとか、中をくりぬいた石に着脱式の蓋をつけ、お墓参り道具を収める物入れとしても使えるタイプのものなど、いろいろ考案されているみたいです。


お施主さんはもともと、この物置台にご家紋を入れたかったそうですが、青石というのは石目が不揃いで、なかなかきれいに彫刻できる素材ではないので、それはお断りさせていただきました。

代わりにご家紋入りの標柱をご提案させていただいたわけです。


さて施工といっても、区画内のどのあたりがいいか、向きはどうするかといったことを、立ち会っていただいたお施主さんに確認し、置くだけなので、完成まで飛びますが、写真三枚目のようになりました。

 空き地という印象はなくなり、どこか風変わりな空間を演出するようになったでしょうか。

ともあれお施主さんの使い勝手がよくなり、お墓参りがしやすくなったのであれば、われわれとしてはそれが何よりです。

五条西山共同墓地での物置台と標柱の設置、これにて完了です。


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