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墓石の撤去工事:西大寺共同墓地

2017/07/11



本日も施工事例をご紹介しようかと思います。

といってもお墓を建てたのではなくその逆でして、少し寂しいのですが、今回は墓石の撤去工事のご報告です。

最近は新規建碑工事の話もいくつか頂いてはいるんですが、やはり撤去の方もコンスタントにご相談を受けますね。

建碑やリフォームの合間を見て、日程を組んで撤去、みたいなことが定番化しつつあります。


まずは現場を見ていただきましょうか。

弊社の近く、西大寺共同墓地にあるお墓は写真一枚目。

 中央にあるやや白っぽいお墓がそうです。

一目見てやや小振りであるのがおわかりかと思いますが、八寸角よりもさらに一回り小さい七寸角というサイズです。

西大寺共同墓地は参道が狭くなっているところが多いので、石塔のサイズが小さければ、仕事自体は楽になりますね。

既にお墓の魂抜きをしていただき、その際に私も立ち会ってお骨を取り出し、お引き渡ししていますので、お墓の中は空っぽの状態です。

 

今回のお施主さん、生れはこちらなのですが、現在は東京にお住まいとのことです。

昔西大寺の近辺にあった病院のお話などしてくれましたが、三十年以上前のこととなると、私もよくわかりませんでした。。

ともあれ、引っ越しに伴って故郷のお墓から離れ、定期的にお墓参りに来るのが難しくなって、やがて墓じまいを検討するというのは、現代のお墓をめぐる典型的な事例のひとつですね。

お墓の撤去の相談に来られる方は、地域から離れていった方が圧倒的に多いという印象を受けます。

 

さて作業に入りましょう。

といっても七寸角の解体で、しかも墓地の壁際までちょっと運べば、駐車場からトラックのクレーンが届くところですので、大変な作業というほどのことはありません。

まず石塔を解体し、ついでその下の納骨室も撤去します。

二枚目の写真をご覧いただくと、作業の様子がなんとなくわかっていただけるかと思います。

このとき唯一少しだけ緊張するのは、まさか謎のお骨が出てこないよな、ということです。

今回はお施主さんの記憶もはっきりしており、また一旦お墓を開けて私自身がお骨の壺を渡しましたから、その心配はほとんどありませんでしたが、お施主さんも覚えていないお骨が出てくるという事態、実際ごく稀にあります。

ですので、納骨室の中の土を掘って、一応の確認をし、何もなさそうだとなると、石塔を撤去した後の穴に新しい土を入れて埋めます。

 

前にも少し触れましたが、お墓の撤去といった場合、2パターンあります。

ひとつは石塔のみを撤去して巻石は残しておくケース。

もうひとつは巻石まで含めてすべてを撤去し、お墓の区画自体を更地にしてしまうケース。

今回は石塔だけを撤去するという前者のケースですので、作業はこれでほぼ終了となります。

仕上げに砂利を入れ、「墓地管理地」と記された石の標柱を建てます。

作業が完了したところが、最後の写真になりますね。

 

お墓の撤去が終わった後は、その空間の記憶の一部が抜け落ちてしまったような、一抹の寂しさがありますが、そんな風景もやがて馴染んでいく、これまた寂しいことですね。

新しい使用者さんがあらわれることを願いつつ、お墓の撤去工事、これにて完了です。


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