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茶室への階段の設営工事:十輪院

2017/05/01



ならまちにある十輪院というお寺さんが昨年来、境内の一角に茶室を作っており、弊社もその工事にいくらか関わらせてもらっているというのは、何度かご報告してきたかと思います。

茶室そのものはもちろん専門の建築屋さんが手掛けるのですが、柱の足元を飾る沓石を納入・据え付けしたり、敷居石を取り付けたりといったことですね。

今回もその一環として、作業を行なっております。

何をしているかというと、十輪院内の参道から茶室へと登る坂になっている部分を整備し、石で階段を作るという仕事です。


現場の写真を確認していただいた方が早いでしょうね。

一枚目の写真のようなところです。

奥に見える、新しい木でできた建築物が茶室でして、ちょうど内装の作業が行なわれているところでした。

手前側、飛石のある参道から茶室に向けて坂になっているのを、歩きやすく階段で整備するというのがわれわれのミッションです。

一番参道寄りの下の辺り、すでに簡単な掘り方がなされているのがわかるかと思います。

まずそこにドーンと長い一段目を施工するわけです。

特別に加工して持ってきた石を置いてみると、二枚目のようになります。


いやーこの石、中央から少し偏った位置にクビレがあるのが見えるかと思いますが、そのせいで搬入に気を遣いました。

なにせこの長さでこんな細い箇所があると、両端で吊り下げただけでも折れかねませんからね。

庭石にするような自然石を加工したものなので、御影石ほど頑丈でもありませんし、手押し車で数人がかりで注意して運び入れることになりました。

しかしこうやって実際に据えてみると、まるでこの場所に来るためにあったかのようなピッタリ具合ですね。


このようにして二段目、三段目と収めていくことになるわけですが、ただ長い石を同じように重ねていくだけでは芸がないので、多少味を出すためにも、少し小さめの石で段を作っていくことになります。

石の隙間からあまり土ばかり覗いては格好が悪いので、ほとんど隠れる部分にも石張りをして、見映えを整えます。

茶室の柱石の間に差し石をするようなイメージですかね。

自然の地形に合わせて、玉石のような材料を組み合わせて階段を作っていくんですから、要求されるのはやはり臨機応変な施工とセンスになります。

三枚目の写真にあるような形で、この日は最終的に三段目まで据えることができたかと思います。


高さと距離を計測したところ、少し踊り場のように広めの奥行を取る段も含めて、合計六段ほどの階段で茶室の足元に届いてくるはずです。

茶室の階段が当たる面は、貴人口と濡れ縁になるそうですが、完成すればかなりいい雰囲気になるでしょうね。

進捗あればまたお伝えしたいと思います。


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