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奈良中央墓園で花祭

2017/04/10



先週の土曜日は4月8日、わかる方はこの日付だけでピンと来るかもしれませんが、お釈迦様の誕生日とされている日です。
なぜこの日がお釈迦様の誕生日とされるようになったか、実のところその典拠は明らかではないようなのですが、日本でもこの日に「花祭」や「灌仏会」と称して、行事を行なうのが仏教界の慣習になっています。
私の地元のお寺でも、昔はこの日に子供を集めて花祭を行ない、お菓子などを配っていただいたこと、記憶しております。
昨今ではいわゆるお寺離れや子供の数の減少といったこともあり、花祭という儀式が身近なものではなくなりつつありますが、盛大にお祝いをするお寺さんもあるようです。
弊社が出入りする奈良中央墓園という霊園でも、このほど霊園行事の一環として、初めて花祭を開催することになった次第であります。
写真のように準備がバッチリなされています。

花祭といえば甘茶ですね。
しかしこの甘茶というやつ、漢方だからなのか、薬局での取扱いになるようです。
お釈迦様の周囲を飾るピンクや赤白のカラフルな花は造花なのですが、季節ということもあり、菜の花は生花です。
写真ですと派手な造花の方が見栄えがしますが、実際は菜の花が非常にきれいで、やはり生花はいいなと思いましたね。

日本の場合、もともとこの季節は春の盛りを迎える時期ということもあり、農耕の本格化や山開きを祝ったり、お墓参りに行ったりするのが民間習俗として慣習化していたのが、仏教行事と習合して花祭になったとする解釈もあるようです。
ウィキペディアからの受け売りですので(笑)、詳しくは該当記事「灌仏会」をご覧ください。
奈良中央墓園でも、いつもお世話になっているお寺さんに拝んでいただき、お釈迦様の出生にまつわる興味深いお話を聞かせていただきました。

お釈迦様は母親である摩耶夫人の右脇から生まれたとされていますが、これはお釈迦さまも属していたクシャトリヤ階級が、『リグ・ヴェーダ』によれば原人プルシャの脇から誕生したという伝説にちなむんだそうです。
右、というのはもちろんインドにおいて、不浄の左に対して清浄を象徴する側ですね。
有名な「天上天下唯我独尊」という言葉も、お釈迦様が「この世で自分だけが貴い存在だ」などという尊大なことを言ったわけではなく、「人間にしかなすことのできない貴い使命がある」という意味に解せられるんだそうです。
いろいろ勉強になるお話でした。

実のところこの奈良中央墓園の花祭、今回は急に決まって準備が進められたといういきさつがあり、一般の方への告知が不十分でした。
天気が良くなかったということも相俟って、当日一般の方の参加はなく、関係者や霊園の営業担当者などの決起会のようになってしまったのですが、本来は大事な仏教行事ですので、霊園としても今後は宣伝告知に力を入れて、盛大な花祭になるよう育てていければ、といったことを確認し合いました。

もちろん来年も継続するつもりですので、その際は多くの方々のご参列を願えればと思うところです。
奈良中央墓園にて、花祭のご報告でした。


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