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南山墓地：奈良の市営墓地
2016/11/15
先日、奈良の市営墓地で区画使用者の募集が始まったということをお伝えしました。
奈良市の市営墓地には、白毫寺町の寺山霊苑と七条の南山墓地の二つがあるのですが、先週末にちょっと納骨の仕事で、南山に行く機会がありましたので、こちらの募集区画について簡単にご紹介してみたいと思います。
この11月の募集で対象となっているのは、南山墓地では二区画でして、上の左に写真を掲載しますが、ああいう感じのところとなっております。
なぜか一区画しか写真撮影してこなかった私……。
右側の写真は、昨年募集分の区画なのですが、もうひとつもこれの近くにある同様のスペースとなります。
南山墓地は、そもそも七条近辺の地域の方々で使っていた共同墓地だったようですね。
ですので、墓所内には広いところから小さなところまで、雑多な広さの墓所区画が入り混じってまして、いかにも集落墓地といった印象を与えます。
それがいつから市の管理下に入ったのか、詳しい経緯は存じませんが、現在は奈良市の市営墓地となっているわけです。
まあ法的には地方自治体こそ、墓地運営の最も主要な主体とみなされているので、共同墓地を市の管轄下において広く住民の利用に供するというのは、基本的に法の主旨にかなったことです。
もっともこういった動きが広がっていく気配は、奈良に限らず薄いのですが。。
さて、奈良市の墓地の場合、基本的に一区画の大きさは2m×2mの4㎡となっておりまして、今回ご紹介したどの区画も、その規格で仕切られています。
2m角の区画の利用となりますと、それをいっぱいまでフルに使う場合と、前後左右にいくらかの余裕を持たせる場合とが考えられますが、他の墓所を採寸したところ、いずれも1m80cm四方くらいで巻石を作ってましたね。
隣接区画との間に10センチ程度の空きを見ることになります。
奈良市の方でどこまで細かい施工規定があるかわかりませんが、弊社が工事をする場合でも、まずこの前例を踏襲していくことになると思います。
ところで写真左でご紹介した区画ですが、植わっているツゲがかなり邪魔ですね。。
ちょっと測ってみただけでも、奥行き1m80cmを確保しようとすれば、明らかに差し障ってきますね。
切っちゃっていいんでしょうか（笑）
その時になれば考えますが。
話は変わりますが、墓地行政を担当する奈良市・生活環境課によりますと、区画募集で当選された方は、使用許可を受けてから3年以内に石塔等を建てないといけないそうです。
先ほどご紹介した、昨年募集分の墓所にも、まだ石塔・巻石ともに作られていません。
まあ3年経ってすぐに使用許可取り消しなんてことはないと思いますがあせる
ともあれ建墓その他、お墓にまつわるご用命がありましたら、ぜひ池渕石材にお申し付けください。
懇切丁寧にご対応させていただきます。
ちなみに11月の奈良市営墓地の募集について、もっと詳しく知りたいという方は、どうかこちらの記事をご参照くださいませ。
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