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暦の話:立冬と土用

2016/11/09



一昨日の話になりますが、11月7日が今年の立冬でした。
古くからの暦の上ではもう冬というわけで、そりゃ冷え込みが厳しくなるわけですよね。
北海道では早くも雪が降り積もっていると、ニュースなどで目にしますし、関西も今週はさらに寒くなるようです。
 
さてそんな暦の話なんですが、立冬の直前の約二週間半ほどが何だったか、おわかりでしょうか?
当ホームページの熱心な読者様、もしおられましたらピンと来るかと思うのですが、そうです、これまでにも何度か取り上げてきた「土用」というやつです。
しつこく申し上げますが(笑)、土用は夏にウナギを食べる期間というだけではございません。
 
基本的に各季節の境目として、立春・立夏・立秋・立冬の四つがあるのですが、それぞれの直前約18日を土用と呼びます。
つまり土用は年に四回あるのですね。
なぜ「土」という呼び名が付いているかといえば、これは中国由来の五行説に基づきまして、春=木、夏=火、秋=金、冬=水と割り当てられておりまして、残った土は各季節の移行期に振り分けられた、ということですね。
 
「土」の期間である土用は、昔から土中の気が暴れるという風に申すようで、土用の間は土をいじる仕事を避けるように言われます。
もちろんそんなの気にしないよ、という方も現代では数多く、というか圧倒的多数派なんじゃないかと思いますが、古くから農業をやっておられる方など、今も土用に配慮されていたりするようです。
お墓を建てる、というのは縁起事でもありますので、弊社でも暦には結構気を遣います。
 
一昨日は土用期間を抜けて、立冬に大安が重なるという非常によい日でしたので、弊社でもいくつかご用命いただいている仕事の鍬入れを、まとめて行なってきました。
鍬入れというのはアレですね、本格的な仕事に入る前に、お墓の四隅を少し掘り返して、お線香や清めの塩を供えるという、着工前の簡単な儀式みたいなものです。
 
上の写真のような感じで行ないます。
家を建てる時でも地鎮祭をやりますよね。
あんなイメージのものとして捉えていただければと思います。
 
そういえば結婚式の日取りなどでも、最近は仏滅を気にしない方も増えていると聞きますが、仏滅割引を設定しているような式場もあるとのことですので、やはり暦というのはわれわれの日常生活のいろんな局面で生きているんだな、とあらためて実感したりします。
実際暦は、農業をはじめとした年間の生活計画に欠かせないものとして発達してきたわけで、民俗としても面白いものです。


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