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福原堂礎先生講演:石材産業協会奈良県支部総会

2016/05/10



昨日は弊社も加盟しております業界団体、石材産業協会の奈良県支部総会が橿原観光ホテルでありました。

石材産業協会は、多くの方々がお墓やご先祖様を大事にしてくださるように活動を続けており、弊社もそれに協賛しております。
そしてそういった活動の一環として、昨日の総会の後、仏教墓塔の著名な研究者である福原堂礎氏をお招きしての記念講演があり、私も拝聴してまいりました。

少し福原氏のプロフィールをご紹介しておくと、昭和22年の8月15日、終戦記念日にお生まれです。
若くして肺を患い、長期の療養生活を余儀なくされたそうですが、闘病を続ける中で人間の生死というものを見つめられ、供養のあり方に思いを馳せるようになったとのことです。
現在では、われわれのようにお墓に関わる者にとっての指導的な存在となっておられます。
許可を得て写真を掲載させていただきました。
実際お会いして言葉を交わしてみると、非常にエネルギッシュでありながら気さくな方でした。

さて講演の内容ですが、大変に濃密な内容でしたので、簡単にまとめるのは私などの手には余ります。。
ただ最も重要なことを一点挙げるなら、お墓は仏堂であると心得た上で、石屋は仏師であるとの自覚を持て、という叱咤激励だったように思います。
風水であるとか占い師であるとか、お墓を作るに当たってお施主様にあちこちの先生を巡らせるのではなく、石屋がすべて自信を持って答えられるだけの知識を身に付けろ、ということもおっしゃっていました。
石の選定や施工のみならず、祀り方に至るまで、今風に言えば石材店がワンストップでのサービスを提供せよというわけですね。
福原先生は「仏教墓塔」の研究者ですが、さらに敷衍するなら、神道墓でもキリスト教墓でもわれわれ石材店はきちんと勉強しなければならないと言われているのだと思います。

それから他にもさまざまなことを講義していただいたのですが、もう一つ深く印象に残ったのは、「終活」という言葉を安易に使うなということでした。
「終」という文字だと、遺骨や遺灰の処理で物事がすべて終わってしまうような感覚を作り出してしまい、その後の供養にまで目が向けられなくなるということでした。
これもわれわれ石材店としては重く受け止めねばならないテーマですね。
お墓を建てることはゴールなのではなく、むしろご先祖様への供養の始まりなのだと、まずはわれわれ石屋の者が心しておかなければならないと思います。

単に石を加工してお墓を建てるだけでなく、あるべき供養の形とはどのようなものか、大いに勉強させていただく機会となりました。
今回の講演を受け、弊社としてもますます、供養の中身を大切にする石屋として仕事に努めていきたいと、志を新たにする次第であります。


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