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石屋の道具:一輪車・ハダカ一輪

2018/04/09



早いもので、平昌オリンピックが幕を閉じて一カ月以上になるんですね。

あまりゆっくり見ることはできませんでしたが、多くのアスリートが活躍している様子には、ただただ圧倒されました。

今回は日本選手のメダルも多く、特に大会後半にかけて盛り上がったような印象でした。


さていろんな報道に接してわたしが興味を持つことのひとつは、アスリートが使っている道具や、道具と向き合うアスリートの姿勢といったところです。

小平選手がトレーニングで一本歯の下駄を使っているというのが紹介されて、生産が受注に追いつかないくらいだ、といったことも聞きました。

スラップスケートなんてのが登場したのは長野大会でしたかね。

夏の大会でも、新しい水着が競泳界を席巻した、なんてことが記憶に新しいです。

 

なんでこんなことを申し上げているかというと、石屋が使う道具というのも、われわれにとっては日常ですが、よく考えると面白いものもあるんじゃないか、などと思ったからです。

それでちょっと石屋の道具でもご紹介しようかと思った次第でして、今回は一輪車を取り上げてみようかと思います。

 

一輪車といっても、もちろんサーカスの訓練された団員が綱渡りをするような、あっちの一輪車ではありません。

あれ乗れる人すごいですねえ。

わたしなんか自転車もままならないので、一輪車を器用に乗りこなせる人には感嘆するばかりですが、そっちの方ではなくて、運搬用の一輪車です。

あらためて思うと一輪車は便利な道具でして、セメント袋なんて手で持てば、頑張っても一回にせいぜい二袋ですが、一輪車なら四つ五ついっぺんに、しかも楽に運べます。

登り坂は別ですが……。

単に運搬に使うだけでなく、中でセメントを練ることもできますし、水を入れれば道具を洗ったり砂利を洗ったりもできます。

墓地の中の機械が入って行けないような狭い区画でも、平気で持ち込むことができますし、相当助けられる道具と言えます。

ところで上の写真をご覧ください。

 

一輪車が二台写っています。

で、手前の緑色のフレームの方には、なんと舟の部分が付いていませんね。

これまたわれわれの世界では重宝するものでして、ハダカ一輪と通称しています。

なぜこれが重宝されるかというと、舟の部分の枠に制限されることなく、石材を乗せて運ぶことができるからです。

普通の舟付きの一輪車は、水をためられますし、砂やセメントを入れるには便利ですが、石なんかを運ぼうと思うとどうしても不安定になってしまいます。

ところがハダカ一輪だと、あまり苦労せず石材を安定して積めるんですね。

特に霊標ですね。

戒名の彫り入れを行なう際に、墓地から工場まで霊標を持って帰るということがしばしばあるんですが、ハダカ一輪はこの霊標運搬にうってつけの道具なんです。

 

ちなみにこれ、普通に売っているものではありません。

ノーマルの一輪車から舟が取れてしまった後を再利用して使っています。

最近は、このハダカ一輪に近い手押し運搬車が販売されているようですが、多分ホームセンターに行っても、このハダカ一輪そのままのようなものは売っていないと思います。

確証はありませんが。。

いずれにしても、再利用ですからエコですしね(笑)

石を乗せることが多いので、金属のフレームとぶつかって欠けてしまうことがないように、養生のヒモが巻いてあったり、結構細部にも凝った、石屋の手作りカスタマイズ一輪車です。

 

オリンピックの話からえらいところに飛んでしまいましたが、まあこんな道具も使っておりますということで、石屋の道具、今回は一輪車とハダカ一輪を少し取り上げてみました。

また面白い道具と思える道具があればご紹介してみたいと思います。


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